サンドコースの洗礼を受けたフェルナンデス、最後尾から追い上げポイント圏内へ
モトクロス世界選手権第2戦サルデーニャGPが、イタリアのリオラサルドで開催されました。フライアウェイのアルゼンチン大会から戻ったシリーズは、ここからヨーロッパを中心に本格始動します。地中海のサルデーニャ島で行われる今大会は、サンドスペシャリストにアドバンテージがあることで知られていますが、ルーベン・フェルナンデス(Team HRC)にとっては難関であり、サンドコースでの練習を積んで大会に臨みました。
土曜に行われた予選レースでは、好スタートを切ったフェルナンデスが4番手から3番手を走行し、練習の成果を発揮。ところがラスト2周で、2番手のポジションを奪おうと挑んだ際に転倒を喫し、最終的に6位でチェッカーを受けました。
日曜の決勝レース1では、イン寄り6番目のゲートからスタートしたフェルナンデスが、1周目を7番手でクリアしました。さらに上位を狙ってトップグループを追いかけたフェルナンデスは、2周目の4コーナーでフロントを取られて転倒。20番手からポジションをばん回していた3周目にも転倒を喫し、ピットインの後にリタイアしました。
レース1はホルヘ・プラド(ガスガス)がジェフリー・ハーリングス(KTM)の追撃を振り切って優勝。Honda勢の最上位は、ブライアン・ボジャーズ(Standing Construct)の7位でした。
レース2では、好スタートを切ったフェルナンデスが、レース1の勝者プラドと4番手争いを見せました。しかし1周目の4コーナーでマシンが振られ、またしてもクラッシュ。最後尾からの再スタートというハンディを背負いました。3周目にはポイント圏内の20番手まで上がり、その後も着実にポジションアップを続けたフェルナンデスは、後半に入ると15番手に定着しました。やがてフェルナンデスの前には数台が現れましたが、残り2周でアレッサンドロ・ルピーノ(Beta)、ベン・ワトソン(Beta)、ブノワ・パトゥレル(ヤマハ)、マッティア・グアダニーニ(ガスガス)を抜き去り急浮上。最後尾からの猛追撃を続けたフェルナンデスは、11位でフィニッシュしました。
Honda勢のベストリザルトは、ブレント・ファン・ドニンク(JM Honda Racing)の8位。フェルナンデスの獲得ポイントは、予選レースを含めて15点(5+0+10)でした。
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