MXGP Race 2
MXGP 2023
Round 2

サンドコースの洗礼を受けたフェルナンデス、最後尾から追い上げポイント圏内へ

it Riola Sardo

モトクロス世界選手権第2戦サルデーニャGPが、イタリアのリオラサルドで開催されました。フライアウェイのアルゼンチン大会から戻ったシリーズは、ここからヨーロッパを中心に本格始動します。地中海のサルデーニャ島で行われる今大会は、サンドスペシャリストにアドバンテージがあることで知られていますが、ルーベン・フェルナンデス(Team HRC)にとっては難関であり、サンドコースでの練習を積んで大会に臨みました。

サンドコースの洗礼を受けたフェルナンデス、最後尾から追い上げポイント圏内へ

土曜に行われた予選レースでは、好スタートを切ったフェルナンデスが4番手から3番手を走行し、練習の成果を発揮。ところがラスト2周で、2番手のポジションを奪おうと挑んだ際に転倒を喫し、最終的に6位でチェッカーを受けました。

日曜の決勝レース1では、イン寄り6番目のゲートからスタートしたフェルナンデスが、1周目を7番手でクリアしました。さらに上位を狙ってトップグループを追いかけたフェルナンデスは、2周目の4コーナーでフロントを取られて転倒。20番手からポジションをばん回していた3周目にも転倒を喫し、ピットインの後にリタイアしました。

レース1はホルヘ・プラド(ガスガス)がジェフリー・ハーリングス(KTM)の追撃を振り切って優勝。Honda勢の最上位は、ブライアン・ボジャーズ(Standing Construct)の7位でした。

レース2では、好スタートを切ったフェルナンデスが、レース1の勝者プラドと4番手争いを見せました。しかし1周目の4コーナーでマシンが振られ、またしてもクラッシュ。最後尾からの再スタートというハンディを背負いました。3周目にはポイント圏内の20番手まで上がり、その後も着実にポジションアップを続けたフェルナンデスは、後半に入ると15番手に定着しました。やがてフェルナンデスの前には数台が現れましたが、残り2周でアレッサンドロ・ルピーノ(Beta)、ベン・ワトソン(Beta)、ブノワ・パトゥレル(ヤマハ)、マッティア・グアダニーニ(ガスガス)を抜き去り急浮上。最後尾からの猛追撃を続けたフェルナンデスは、11位でフィニッシュしました。

Honda勢のベストリザルトは、ブレント・ファン・ドニンク(JM Honda Racing)の8位。フェルナンデスの獲得ポイントは、予選レースを含めて15点(5+0+10)でした。


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Rubén Fernández
Rubén Fernández 70
Team HRC
今日は確かに難しい一日でした。両レースとも序盤のうちにいくつかミスをやらかし、それが非常に高くついてずいぶんポジションを下げてしまいました。レース1ではトップ10内にいたのですが、昨日と同じコーナーでクラッシュ。その後も他のライダーとともに転倒した際に手を痛めてしまったので、安全策をとってリタイアしました。レース2では5番手あたりだったのですが、1周目にレース1と同じコーナーで同じミスを犯し、最後尾から出直すことになってしまいました。とても腹が立ったのですが、そこからは少しでも上位に行こうとベストを尽くし、集団の中を突き進みました。毎周のように順位を上げてきましたが、特にラスト2周で15位から11位までばん回できたことはうれしく思っています。それにしても今日のなりゆきを振り返ると、がっかりすることばかりです。もっとサンドコース対策に取り組まないといけないし、練習を続けるしかないと思います。チームスタッフ全員によるサポートに対し、心から感謝をしています。次戦スイスではもっと前の方を走れるようにがんばります


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