雨に襲われたラトビアGPでフェルナンデスが3位-18位
ルーベン・フェルナンデス(Team HRC)は、レース1で3位入賞を果たした後、レース2では不安定なコンディションの中で18位に生き残りました。ラトビアGPでは土日を通じて好調を維持し、ポディウムが期待されるほどでしたが、フェルナンデスの総合リザルトは9位にとどまりました。
昨日の予選レースでは、Honda CRF450Rを駆るフェルナンデスがホールショットをとり、力強いペースを保って3位となるすばらしい活躍を披露しました。その結果として、今日の決勝レースでは最高のゲートピックを得ることができました。ケグムスの1コーナーはタイトな180度ターンなので、イン側のゲートを確保することが極めて有利になるからです。
レース1では、イン寄りから好スタートを切ったフェルナンデスが、もう少しでホールショットを決めるところでしたが、1コーナーにおける競り合いで負けました。いつものような1周目の混戦の中でポジションを一つ下げたものの、すぐに速いリズムでペースを定め、先行するライダーをマークしました。周回を重ねても3番手をキープしたフェルナンデスは、そのままのポジションでフィニッシュ。この段階ではレース2に向けて準備万端という様子でした。
レースの合間に、大雨がコース全体に降り注ぎました。サンド質の路面はまだ走行可能ではあったものの、硬く締まっていた砂の路面は滑りやすくトリッキーな状況となり、多くのライダーにトラブルが生じました。残念ながらフェルナンデスもそのうちの一人で、レース中盤に5番手を走行中、コース奥手にある大きなステップアップのところで、バイクから落ちなければならなかったのです。再スタート後、マシンのダメージを修理する必要に気付いたフェルナンデスは、ピットインしてメカニックに作業を託しました。チームは迅速にゼッケン70番をレースに復帰させ、フェルナンデスはチェッカーが振られるまでにポイント獲得圏内に這い上がることができました。
表彰台を逃しただけでなく、シリーズランキングでも貴重なポイントを失ったことは、フェルナンデスが望んだ結末ではありませんでしたが、フィジカル的に無事だったことが不幸中の幸いです。来週末はドイツのトイチェンタルで第9戦が開催されますが、リベンジに燃えるフェルナンデスに期待しましょう。
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