スンバワを再訪したフェルナンデスが予選を5位で通過
インドネシアのスンバワ島で開催されたMXGP世界選手権の土曜日、ルーベン・フェルナンデス(Team HRC)の滑り出しは順調でした。フリープラクティス(FP)で2番目のラップタイムを記録し、タイムドプラクティスでは3番手に入りました。その後の予選レースでは、すばらしいスタートで最初の数コーナーを回り、1周目を2番手でクリアしました。しかし残念なことに、レース途中でリズムを失ったフェルナンデスは、数台にかわされて5位でフィニッシュしました。
今シーズンはインドネシアで2連戦が組まれていますが、ヨーロッパから長時間をかけて最初のレースが開催されるスンバワ島を訪れたライダーたちは、この絵に描いたように美しい島のサーキットに着いたときから、気温の暑さに順応しなければなりませんでした。朝一番に行われたFPで、フェルナンデスはすぐにリズムをつかみ、2番目に速いラップタイムをマークしました。ゼッケン70番のフェルナンデスは、昨年総合3位の表彰台に立った験がいいコースで、今年も印象的なパフォーマンスを見せ、タイムドプラクティスでは3番手に食い込みました。
この結果によって有利なゲートピックを得たフェルナンデスは、予選レースで最初の数コーナーをうまくクリアして2番手に浮上。 レース前半はリーダーのスピードに合わせつつ、後続を寄せつけない走りを披露しましたが、中盤でいくつかのミスが重なりポジションを落としてしまいました。期待された日の始まりと終わりを比べると、一進一退の成績になりましたが、明日は50ポイント(1位25点×2レース)の可能性があるので、今季のMXGP世界選手権における彼の活躍が、ここでも継続されることでしょう。
なお、インドネシア遠征には帯同していないものの、ティム・ガイザー(Team HRC)が第12戦チェコGPからカムバックする意向を表明しました。ガイザーは開幕前にイタリアのトレンティーノで行われたレースで大腿骨を骨折し、これまで戦列を離れていましたが、すでにマシンに乗り始めています。ガイザーの復帰によりTeam HRCは、フルメンバーでシリーズ後半戦に臨みます。
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