難所のトイチェンタルでフェルナンデスが予選6位に入る
MXGPクラスのライダーがドイツGP予選レースのゲートに並ぶ頃には、トイチェンタルのコースコンディションは大いに荒れ、わだちが増えて最悪の状況になっていましたが、ルーベン・フェルナンデス(Team HRC)は見事に6位で乗りきりました。
早朝から行われたサポートクラスの練習走行によってわだちが刻まれていたので、MXGPクラスの時間になったときには、ライダー全員が難しい週末になることを予想していました。フェルナンデスもその中の一人で、Honda CRF450RWを正しくセッティングする必要があると考えました。フリープラクティスでは5番目のラップタイムを記録し、タイムドプラクティスでは9番手に入りました。トイチェンタルではイン寄りのゲートが有利になるため、予選レースではゼッケン70番の左側に8台が並ぶことが明らかでした。
それでもフェルナンデスは、今シーズン何度も証明しているように好スタートを切り、最初のビッグジャンプを越えるときにはトップ5の辺りにつけました。彼はオープニングラップの間、ずっとプッシュし続けましたが、それ以上前に出ることができず、6番手に定着することになりました。レースの経過とともにトップ5に逃げられ、一方で7番手との差も開いたので、単独走行となったスペイン人は、荒れた路面に集中することができました。
残りのレース展開は何もハプニングがないままでしたが、フェルナンデスはシリーズポイントに5点を加算し、ドイツGPの総合成績にカウントされる明日の決勝に向けて、今日の予選レースよりもかなりよいゲートピックを獲得できました。非常に難しいコンディションとなることが確実だとしても、今日走った周回は日曜の午後に行われる2レースで再び表彰台登壇を狙うための準備として役立つことでしょう。
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