フェルナンデスが追い上げの末に総合6位入賞
インドネシアのスンバワ島で開催されたMXGPの決勝日は、ルーベン・フェルナンデス(Team HRC)にとってまたしても厳しい一日になりました。昨年のGP招致を機に、この熱帯の島に新設されたすばらしいモトクロスコースでは、気温が常に30℃を超える暑さでしたが、フェルナンデスは総合6位(5-6)のリザルトを残しました。
今大会に臨むフェルナンデスの肩には、大きな期待がかかっていました。なぜなら彼には、前戦ドイツGPのトイチェンタルでポディウムに登壇し、ここスンバワでも昨年のGP初開催時に、ティム・ガイザー(Team HRC)とともに表彰台をゲットした実績があったからです。残念ながら、昨日のフリープラクティスとタイムドプラクティスで好タイムを記録したにもかかわらず、2日間の3レース(予選×1、決勝×2)ではそのスピードを生かせず、表彰台どころか5位争いにとどまっていました。
レース1では1周目を6番手でクリアし、数ラップ後には5番手に上がることができました。フェルナンデスは速さを維持しながら、トップグループに迫ろうと必死に試みましたが、いい流れを見つけることができず、レース終盤に猛烈な追撃を受けながら5位にとどまりました。
レース2では好スタートが切れたので、よりよい結果を出すチャンスでしたが、1周目6コーナーでのミスにより最後尾に転落。フェルナンデスのそこからの追い上げは、酷暑も考慮に入れると非常に難しいものになりました。5周で何台かパスしてトップ10圏内に入り、一時はファステストラップを記録するほどでしたが、残り時間が刻々となくなり30分プラス2周の末に、6位フィニッシュに甘んじることになりました。
今大会終了時点で、フェルナンデスのシリーズランキングは4位。来週はインドネシアのロンボク島でMXGPが初開催されます。歴史的なレースのために建設された真新しいコースで好結果を残せば、さらにランキングを上げるチャンスがあります。
HRC公式Instagramで最新情報をチェック!