Race 2
MXGP 2023
Round 9

フェルナンデスがドイツGPのポディウムに登壇

de Teutschenthal

ドイツGPの会場、トイチェンタルはわだちの多い難コースですが、ルーベン・フェルナンデス(Team HRC)は決して得意ではないこの地で、気骨あふれる走りによって総合3位(3-4)を獲得し、今シーズン3度目となるポディウム登壇を果たしました。

フェルナンデスがドイツGPのポディウムに登壇

昨日の予選レースを6位で通過したスペイン人ライダーは、決勝の2レースでHonda CRF450Rを駆り、トップ3のすぐ後ろにつける好スタートを連発しました。レース1では、どこに危険が潜んでいるか分からないような路面に注意しながら、力強く安定したペースを保ちました。周囲のライダーたちがミスで足踏みする一方、コツコツと安定したラップタイムで走り続けたフェルナンデスは、最終的に3位でフィニッシュしました。

今シーズン何度も総合4位になっていることもあって、フェルナンデスは戦いが道半ばであることを分かっていました。パタゴニア・アルゼンチンGPでの優勝、スペインGPでの3位のように表彰台に戻って来るためには、まだまだやるべきことが多々あると認識していました。

レース2でもスタートを決めると、前に数台しかいない絶好のポジションにつけました。その上位陣に追いすがることはできなかったものの、フェルナンデスは後方集団を引き離していきました。わだちがどんどん深くなるので、勢いを保つことが重要でしたが、ほんの一瞬のストールによって後続に追い付かれてしまいました。フェルナンデスが表彰台に上がるためには、残る1周で4位を守りきる必要がありましたが、レース2におけるベストラップに近いスパートを繰り出したゼッケン70番は、後続車からのプレッシャーに耐え抜き、価値ある総合3位(3-4)を獲得しました。

ポディウムを逃してきた他の大会で、もっとうまく乗れていたかもしれませんが、今大会はフェルナンデスの決意による成果で、今シーズンのすばらしいパフォーマンスが報われました。現時点のMXGPランキングにおいてフェルナンデスは、3位に10ポイント差と迫っています。シーズンはまだ半分を残しており、彼のライディングスタイルに合っているコースがたくさんあるので、後半戦ではポディウム登壇のチャンスが増えるでしょう。

次戦は6月24~25日、インドネシアのスンバワ島で開催されます。この島に初めて招致された2022年のGPで総合3位に入賞したフェルナンデスは、大観衆がひしめく印象的なサーキットを心から楽しみました。今年もまた大勢のファンに対し、熱いレースを披露してくれるはずです。


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Rubén Fernández
Rubén Fernández 70
Team HRC
今週末は表彰台を目指して必死にがんばらなければならなかったので、目標を達成できて非常にうれしいです。これまでの成績を踏まえると、ポディウムに立てる力があると感じていました。あまり得意ではないこのコースで登壇できたのに、もっと調子がよかった他の大会で表彰台を逃してきたのだから、おもしろいものですね。でもそれは、毎戦自分でチャンスを引き寄せ、しかもあきらめずに続けてきたからこその結果だと思います。レース2の終盤に自分自身でピンチを招いてしまったけれど、なんとか踏ん張ることができたのでそれで十分でした。私を支えて助けてくれたTeam HRCの全員に対し、心から感謝の意を表したいと思います。難しい大会でしたが、我々は懸命な努力を続けました。次回はインドネシアの好きなコースでのレースですが、その前に短いブレイクを楽しみます

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