Team HRCにとって今季最大の試練となったロンメル
ルーベン・フェルナンデス(Team HRC)とティム・ガイザー(Team HRC)は、ロンメル特有のディープサンドに試練を与えられ、トップ10前後でフィニッシュするために厳しい戦いを強いられました。ベルギーで開催されたフランダースGPの決勝におけるベストリザルトは、レース2でホールショットを奪ったフェルナンデスが残した6位でした。
しかしながら全体を振り返ると、湿った路面コンディションと新しいコースレイアウトの難しさにより、2人ともフランダースGPの結果に満足することができず、ポジティブな要素に欠ける大会となりました。
Team HRCのコンビは、レース1のスタートから数コーナーをクリアした段階でトップ5のすぐ後ろにつけました。ところが、ガイザーは目の前にいたライダーのミスに引っかかり転倒し、最後尾までポジションを下げてしまいました。このクラッシュの際にエキゾーストで手を火傷したため、ガイザーはひどい痛みをこらえながら完走を目指すことになりました。全力を尽くして15位までポジションをばん回したものの、レース2でも苦戦するだろうと思い知らされました。
一方、フェルナンデスはトップ5のすぐ後ろで安定したラップタイムを刻み、視界から前を行くライダーたちを逃さずに走り続けました。残念ながら、ラスト4周の局面でミスがあり、必死の努力が水の泡となる11位でチェッカーフラッグを受けました。
フェルナンデスとガイザーは、高いモチベーションでレース2に臨みました。スタートダッシュに成功すると、フェルナンデスがホールショットを奪い、ガイザーもすぐ後ろにつけていました。序盤の数ラップは順調にこなし、トップ5あたりは確実に見えたTeam HRCですが、ガイザーはミスでポジションを落としてしまいます。最終的に、15番手から巻き返して13位でゴールしました。
フェルナンデスは大部分でトップ5内を走り、レース1での過ちを修正しようと試みました。終盤近くで後退し、6位に終わったものの、それは明らかな進歩でした。来週末にフィンランドGPが行われるバンターは、同じようなサンドコースですが、フェルナンデスがレース2で挙げた成果は彼に自信を与えてくれるはずです。
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