Repsol Honda Team 現場レポート2022 - Vol.258
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レッドブル・リンクで開催された第13戦オーストリアGPは、Honda勢にとって厳しい戦いとなりました。フリー、予選ともに、予想通り0.1秒で順位が大きく変わる厳しい戦いで、ほんとうにわずかの差でトップ10を逃しました。また、決勝ではアレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)の14位が最高位。Repsol Honda Teamは、ポル・エスパルガロが16位、ステファン・ブラドルが17位とポイントを獲得することができませんでした。しかし、今大会は右腕を手術してリハビリを続けるマルク・マルケスがサーキットを訪れるという明るいニュースもありました。依然として厳しい戦いが続くHonda勢。アルベルト・プーチ監督が、今大会を振り返ります。
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・・・マルク・マルケス選手が数戦ぶりにRepsol Honda Teamを訪れました。どのような収穫がありましたか?
「再び、サーキットでマルクに会えて、とてもうれしかったです。みんなのモチベーションにつながりました。彼の回復は順調で、8月末の検査を待っています。それを聞いてみんなとても喜んでいます。その検査で彼が現実的にマシンにまた乗れる時期が分かるでしょう」
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・・・これからのステップは?マルクがミサノに来る可能性はあるのでしょうか?
「彼がミサノでレースをできるとは思っていません。私たちは医者ではないので、いま、予測をすることに意味はありません。彼が検査をして、医者が状況をチェックし、私たちにその結果が届くのを待たなければなりません。そのあとに、推奨されるステップと、どのように進めたらいいのかが分かると思います」
・・・HRCはオーストリアでの週末が難しいものになると予想していました。日曜日にはその通りの戦いとなりました。
「レッドブル・リンクでいい週末を過ごせなかったのは明らかです。まだ、期待からほど遠いところにいます」
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・・・ポジティブなニュースは、日本の若手ライダーたちがMoto3(佐々木歩夢)とMoto2(小椋藍)で勝利を収めたことです。アジアタレントカップの出身ライダーたちがどんどんよくなっています。
「若いアジア人のライダーたちにとって、こうした結果はとても重要だと思います。アジアタレントカップのプロジェクトが成功している証明ですし、みんな(ドルナスポーツとHonda)の努力が実を結びました。佐々木と小椋、そしてソムキアット・チャントラの3人がアジアタレントカップを始めたときのことをよく覚えているので、個人的にとてもうれしいです。あれから何年も経ち、彼らが上位で戦えるようになったことを、とても誇りに思います。これまでの努力のおかげです。その時はクレイジーな夢に思えたことが、今はそれが明確なアイディアと目的を持って成し遂げられてきたことが分かります」
次戦サンマリノGPは、9月2日から4日までの3日間、イタリアのミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリで開催されます。昨年の大会では、マルク・マルケスが優勝、ポル・エスパルガロが2位でフィニッシュしています。その地でHondaは、復活に向けて一歩前進する意気込みです。
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