マルク・マルケスはフリー走行、予選とすばらしい走りを見せましたが、FP3で転倒した影響でQ1からの予選となり、13番グリッドからの決勝となりました。しかし、5列目からすばらしいスタートを切ったマルク・マルケスは、1コーナーで6番手まで順位を上げます。そして、トップ5を追走しますが、3コーナーの立ち上がりでリアエンドがわずかにスライド、一瞬スロットルを緩めることになり、その際、後方にいたファビオ・クアルタラロがマルケスのRC213Vの後部に接触しクラッシュしました。
この衝撃でマルク・マルケスのマシンもダメージを受け、7コーナーと8コーナーの間で異変を感じたマルケスは減速しましたが、このとき左後方にいた中上と接触し、今度は中上が転倒しました。
このアクシデントでポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)ら後方ライダーたちは危険回避を行い、大きく遅れることになり、マルク・マルケスも1周目を終えてピットに戻り、リタイアを決めました。
こうして、オープニングラップに2人のHonda勢がリタイアしましたが、予選17番手から決勝に挑んだアレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)が12位でフィニッシュ、ポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)は、中上の転倒を避けるために大きく遅れましたが15位でフィニッシュ。完走した2人のHonda勢がポイントを獲得しました。
Honda勢にとっては残念な結果となりましたが、気持ちを切り替え、連戦となる日本へと向かいます。