Qualifying
MotoGP 2022
Round 15

中上貴晶が12番手。マルク・マルケスは転倒の影響で13番手から決勝に挑む

es MotorLand Aragón

第15戦アラゴンGPの予選は、今大会も厳しい戦いとなり、Honda勢は中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)がQ2進出を果たし12番手、初日8番手と復帰戦としてはまずまずのスタートを切ったマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、FP3で転倒を喫し総合12番手へとポジションを落としました。この結果、Q1からの予選となり、マルク・マルケスはQ1で3番手。Q2進出にわずかに届かず13番グリッドが確定しました。

中上貴晶が12番手。マルク・マルケスは転倒の影響で13番手から決勝に挑む

フリー走行で総合16番手につけたアレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)もQ1で7番手に終わり17番グリッドが確定、ポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)もフリー走行22番手からQ1で8番手に終わり、18番グリッドから決勝に挑みます。

Honda勢トップの中上は、大接戦となった初日のフリー走行で11番手と惜しくもトップ10を逃しましたが、FP3で9番手にポジションを上げてダイレクトでQ2進出を果たしました。シーズン前半戦の第11戦オランダGP以来、4戦ぶりのQ2進出となった中上は、2回のアタックで1分47秒274のベストタイムをマーク。目標とした1分46秒台には届かず12番手でしたが、4列目から決勝に挑むことになりました。

今季ベストグリッドは獲得できませんでしたが、後半戦に入って3戦連続でQ2進出を果たせていなかっただけに、4戦ぶりのQ2進出はチーム全体のモチベーションを上げることに成功しました。

7戦ぶりに実戦に復活したマルク・マルケスは、初日8番手とまずまずのスタートを切りましたが、午前中に行われたFP3で転倒を喫したことで総合12番手にダウンしました。この日のマルケスは積極的な走りを見せて、最終コーナーでは転倒寸前のシーンがありましたが、ヒジを使って転倒を回避しました。その後、右の7コーナーで転倒を喫したことで、トップ10入りの可能性は消滅しました。

そして迎えたQ1では、1分46秒台に真っ先に入る好走を見せ、セッション終盤までトップにつけていましたが、最終的に3番手にダウンして13番グリッドが確定しました。

初日セットアップに苦戦して18番手と出遅れたアレックス・マルケスは、トップから1秒差に22台という今季もっとも厳しい戦いの中で16番手へとポジションを上げました。そして迎えたQ1では、フリー走行のベストタイム1分47秒622をしのぐ1分47秒489をマークしましたが、大接戦の中で思ったほどポジションを上げることができませんでした。しかし、連続周回のアベレージはよく、決勝での追い上げが期待されます。

初日タイヤのグリップに苦戦して23番手と大きく出遅れたポル・エスパルガロは、FP3とQ1でも大きく改善することができず、Q1で転倒したことで18番手に終わりました。明日のウォームアップで最後の調整に挑み、追い上げのレースに挑みます。

この数戦、苦戦が続くHonda勢ですが、今大会は復活に向けて一歩前進できるように全力を尽くします。


Takaaki Nakagami
Takaaki Nakagami 30
IDEMITSU Honda LCR
2日目はいい日でした。午前中のFP3はとてもいい仕事ができて、9番手でした。トップ10に入ったのは久しぶりなので、とてもうれしいです。午後のQ2はもっといい結果を期待していましたが、目標タイムに届きませんでした。しかし、ベストは尽くしました。電気系や車体のセットアップなど改善しなければならない部分があるので、明日のウォームアップで最後の調整に挑みますが、レースペースはよさそうなので、明日のレースがとても楽しみです。レースではチームと自分自身のためにベストを尽くします

Marc Márquez
Marc Márquez 93
Repsol Honda Team
FP3は少し複雑なセッションでした。今日は復帰してから最初の転倒がありましたが、ポジティブなこともありました。それは最初の転倒寸前だった状況をうまく回避できたからです。午前中はリズムをつかめず、あまりいい走りができませんでしたが、午後にかけて、いつも通りにフィーリングがどんどんよくなりました。明日の決勝は、特に目標はなく、23周のレースを終えたときに身体がどのように反応するかを見るためだけのものです。とても楽しみです 

Alex Márquez
Alex Márquez 73
LCR Honda CASTROL
マシンのセットアップをかなり改善することができました。チームは本当によくやってくれました。昨日まで苦しんでいた電子制御も改善できたし、FP4はとてもポジティブでした。決勝でどのタイヤがいいのかということが今日は分かりました。これはとても重要なことです。予選はいつものように苦戦しましたが、昨年のベストラップタイムを更新しようとベストを尽くしました。今日の結果には満足していませんが、今日のペースなら10位から15位を狙えると思います。それが明日のメインターゲットです 

Pol Espargaro
Pol Espargaro 44
Repsol Honda Team
今日もなかなかいいグリップを見つけられず苦戦しました。Q1の転倒がなければ、もっといいポジションでフィニッシュできたと思うので残念です。明日は後方からのスタートなので難しいレースになります。特にアラゴンは、最初のいくつかのコーナーがとても重要になるからです。レースでどのような走りができて、どのくらいグリップがあるか様子を見たいと思います 



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