フリー走行で総合16番手につけたアレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)もQ1で7番手に終わり17番グリッドが確定、ポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)もフリー走行22番手からQ1で8番手に終わり、18番グリッドから決勝に挑みます。
Honda勢トップの中上は、大接戦となった初日のフリー走行で11番手と惜しくもトップ10を逃しましたが、FP3で9番手にポジションを上げてダイレクトでQ2進出を果たしました。シーズン前半戦の第11戦オランダGP以来、4戦ぶりのQ2進出となった中上は、2回のアタックで1分47秒274のベストタイムをマーク。目標とした1分46秒台には届かず12番手でしたが、4列目から決勝に挑むことになりました。
今季ベストグリッドは獲得できませんでしたが、後半戦に入って3戦連続でQ2進出を果たせていなかっただけに、4戦ぶりのQ2進出はチーム全体のモチベーションを上げることに成功しました。
7戦ぶりに実戦に復活したマルク・マルケスは、初日8番手とまずまずのスタートを切りましたが、午前中に行われたFP3で転倒を喫したことで総合12番手にダウンしました。この日のマルケスは積極的な走りを見せて、最終コーナーでは転倒寸前のシーンがありましたが、ヒジを使って転倒を回避しました。その後、右の7コーナーで転倒を喫したことで、トップ10入りの可能性は消滅しました。
そして迎えたQ1では、1分46秒台に真っ先に入る好走を見せ、セッション終盤までトップにつけていましたが、最終的に3番手にダウンして13番グリッドが確定しました。
初日セットアップに苦戦して18番手と出遅れたアレックス・マルケスは、トップから1秒差に22台という今季もっとも厳しい戦いの中で16番手へとポジションを上げました。そして迎えたQ1では、フリー走行のベストタイム1分47秒622をしのぐ1分47秒489をマークしましたが、大接戦の中で思ったほどポジションを上げることができませんでした。しかし、連続周回のアベレージはよく、決勝での追い上げが期待されます。
初日タイヤのグリップに苦戦して23番手と大きく出遅れたポル・エスパルガロは、FP3とQ1でも大きく改善することができず、Q1で転倒したことで18番手に終わりました。明日のウォームアップで最後の調整に挑み、追い上げのレースに挑みます。
この数戦、苦戦が続くHonda勢ですが、今大会は復活に向けて一歩前進できるように全力を尽くします。