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MotoGP 2022
Round 15

7戦ぶりに復帰のマルク・マルケスが8番手で初日を終える

es MotorLand Aragón

第15戦アラゴンGPは、9月16日、モーターランド・アラゴンで24台が出場してフリー走行を行われました。トップから1秒差に16台という接戦の中、7戦ぶりに復帰したマルク・マルケスは8番手で初日を終えました。

7戦ぶりに復帰のマルク・マルケスが8番手で初日を終える

5月下旬の第8戦イタリアGPを終えて、2020年のスペインGPで骨折した右腕上腕の再手術を行い、7戦ぶりに復帰したマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は8番手でした。FP1は前後ミディアムを選択し、マシンと右腕の状態を確認する走行に徹しました。気温が25℃まで上昇した午後のFP2では、フロントにハード、リアはFP1から同じミディアムを使用して着実に周回を重ねると、セッション終盤にはフロントにハード、リアにソフトの前後新品タイヤを装着し、トップから0.359秒差の1分47秒761をマークしました。

昨年の大会ではフランチェスコ・バニャイア(Ducati Lenovo Team)とし烈なバトルを繰り広げて2位になり地元ファンを喜ばせました。右腕の再手術から3か月半。骨はしっかり回復し固定されていますが、腕の筋力が完全ではないため、まだ完全なアタックモードで走ることはできません。腕の回復に合わせ、今シーズン残り6戦は、着実にペースを上げていく予定です。

中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は11番手でした。FP1は、フロントにソフト、リアにミディアムを装着、4番手タイムをマークして好調なスタートを切りました。午後のFP2はフロントにハード、リアはミディアムを選択し、順調に周回を重ねると、セッション終盤にはフロントにミディアム、リアにソフトを選択し、1分47秒911で11番手につけました。初日はタイヤテストをこなすなど多忙な一日となりましたが、2日目に向けて多くのデータを収集しました。2年前のテルエルGPでは初PPを獲得しています。2日目のFP3と予選では、タイム短縮とポジションアップに挑みます。

過去2戦、Honda勢トップでフィニッシュしているアレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)は、FP1で18番手、FP2も18番手と苦戦の一日となりました。その要因は、ベースのセッティングの調整に時間がかかったためで、FP2ではFP1から0.969秒タイムを短縮、2日目に向けて大きく前進しました。2年前のアラゴンGPでは2位表彰台に立っています。初日は出遅れましたが、FP3と予選でポジションを上げて、決勝では今季ベストを目指します。

ポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)は初日23番手と出遅れました。FP1は19番手、FP2は0.772秒タイムを短縮しましたが、全体的にグリップ不足に苦戦しました。また、アタックラップではミスも多く、最終的に23番手へとポジションを落としました。2日目のFP3と予選では、タイム短縮とポジションアップに挑みます。


Marc Márquez
Marc Márquez 93
Repsol Honda Team
再びRC213VでMotoGPに戻ることができてとてもうれしいです。午前中から午後にかけてフィーリングがとてもよくなりました。午前中は、ちょっと緊張していたのか身体の動きが悪く、思うようには乗れませんでした。でも午後はリラックスして乗ることができて、疲れもあまり感じず、いい仕事ができるようになりました。RC213Vでいいリズムで乗るにはどうすればいいのかを今日は理解することができました。セッション終盤には、ソフトタイヤでいいラップを刻むことができましたが、最終コーナーで転倒しそうになりました。ミスをするのはプッシュしているからで、いいことだと思います。取り組まなければならない仕事はありますが、確実に前進することができました

Takaaki Nakagami
Takaaki Nakagami 30
IDEMITSU Honda LCR
今日は、FP1、FP2ともに、とてもポジティブでした。長い間トップ10にとどまることができましたが、最後にトップ10から外れ、11番手でフィニッシュしました。でもセッション中はかなり競争力があり、走行するたびにマシンのフィーリングがよくなりました。その点ではとても満足しています。明日がとても楽しみです。FP3でいいラップタイムを出し、Q2から予選をスタートできればと思っています

Alex Márquez
Alex Márquez 73
LCR Honda CASTROL
初日は思っていたような日にはなりませんでした。ミサノはテクニカルなレベルがとても高いサーキットだったので、今日はベースのセッティングがうまく機能しませんでした。その後、セットアップが進み、電気系も調整して、午後はよくなりました。でもミディアムタイヤで走行中にイエローフラッグが出て、タイムを更新できず、最後にソフトタイヤで走行した時も大きなミスをして大幅にタイムをロスしてしまいました。今日は、18位という順位よりは、いい走りができていると思います。いつものようにチームで全力を尽くし、明日はまた一歩前進できるようにがんばります

Pol Espargaro
Pol Espargaro 44
Repsol Honda Team
今日はあまりいい日ではありませんでした。でもリザルトほど悪くはなかったと思います。最後のタイムアタックでいくつかミスをしてしまい、ソフトタイヤでタイムを更新できませんでした。うまく1周にまとめることができていたら、トップ15に入ることができたと思います。でもあまり快適に走行できませんでした。もっとグリップが必要です。明日はグリップがよくなることを願っています。また、自分たちももっと前進できることを願っています。明日の予定はすぐに全力で取り組み、ベストを尽くすことです



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