Qualifying
MotoGP 2022
Round 14

Honda勢苦戦の一日。決勝は追い上げのレースに挑む

sm Misano World Circuit Marco Simoncelli

小雨が断続的に降る不安定なコンディションの中で行われた予選で、Honda勢は思うようなパフォーマンスを発揮できず、今大会も厳しいグリッドから決勝に挑むことになりました。

Honda勢苦戦の一日。決勝は追い上げのレースに挑む

Honda勢トップは、アレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)で16番手。今大会もタイムが接近する戦いとなりましたが、2日目のフリー走行、予選は、断続的に小雨が降る微妙なコンディションとなり、アタックのタイミングが難しい一日となりました。 

その中で、一日ライディングを楽しめたというアレックス・マルケスは、大接戦のフリー走行では総合14位。予選Q1は接戦の中で6番手に終わり、Q2進出を果たせず16番グリッドが確定しました。しかし、連続ラップでは相変わらず安定したタイムで周回しており、追い上げのレースが期待されます。今年はここまで13戦して9回のポイント獲得を果たしています。今季ベストは第5戦ポルトガルGPの7位ですが、今大会は今季ベストに挑みます。 

初日11番手とまずまず手応えある走りを見せたポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)は、フリー走行では総合12番手。転倒がなければダイレクトでのQ2進出も可能でしたが、Q1からの予選となり、19番グリッドとなりました。不安定な天候の中で行われたQ1では、100%のアタックができませんでした。厳しいグリッドからの決勝となりますが、追い上げのレースに挑みます。 

マルク・マルケス(Repsol Honda Team)の代役として出場のステファン・ブラドル(Repsol Honda Team)は、さまざまなセッティングにトライしながらのセッションとなりましたが、FP1からFP3まで着実にタイムを更新して総合19番手。15台が出場した予選Q1では不安定な天候の中で10番手タイムをマーク。20番グリッドを獲得しました。 

初日16番手の中上貴晶は、ポジションアップを目指しましたが、22番グリッドへと後退しました。午前中に行われたFP3で中上は、初日のベストタイムをわずかに更新しましたが、全体的にタイムが上がったことで20番手へと後退。15台が出場した予選Q1では、断続的に小雨が降る微妙な天候の中で完ぺきなアタックができず12番手に終わり、22番グリッドが確定しました。 

初日のフリー走行では、異なるセッティングにトライして、セットアップの方向性を見いだしました。しかし、この日はコンディションも変わり、コーナーの進入から立ち上がりまで、RC213Vのパフォーマンスを発揮できませんでした。 

Honda勢の4選手は、今大会も厳しいグリッドからのスタートとなりますが、朝のウォームアップで最後の調整を行い、決勝では追い上げのレースに挑みます。


Alex Marquez
Alex Marquez 73
LCR Honda CASTROL
午前中のFP3はかなりよい走りができました。Q2進出まであと一歩でした。昨日に引き続き、2日目もしっかり走れたのでとてもよかったです。ライディングも楽しめました。明日の目標は10位から15位の間に入ることです。しっかりとレースをする。この気持ちを忘れず、最初からプッシュしていくつもりです。決勝も全力を尽くします 

Pol Espargaro
Pol Espargaro 44
Repsol Honda Team
今日はかなりポテンシャルがあったと思います。しかし、結果的に多くのピースが足りず、うまくまとまりませんでした。FP3は戦略を失敗してしまいました。1周目が結局ファステストでしたが、あまりいいフィーリングがありませんでした。2本目のタイヤの方がいいフィーリングがあったのですが、転倒してしまいました。午後の予選は最初のアタックを慎重に行ったのが失敗でした。そのあと雨が降り始めてしまいとても残念でした。明日の決勝はベストを尽くしてできることを最大限発揮したいと思います 

Stefan Bradl
Stefan Bradl 6
Repsol Honda Team
今日も前進することができて、とてもよかったです。雨が降り始め、それ以上前進できずとても残念でした。こうしたことはたまに起きることです。フルスピードも見せることができませんでした。明日のレースが楽しみです。前にいる何人かのライダーたちよりもいいペースがありますが、でもミサノのオーバーテイクは難しいです。また天気とも戦わなければなりません 

Takaaki Nakagami
Takaaki Nakagami 30
IDEMITSU Honda LCR
厳しい日でした。FP3ではマシンを改善しよう努力しました。その結果、何か所かでライディングを改善することができましたが、アタックラップでは一周をうまくまとめることができませんでした。Q1は最初のコースインのときに雨が少し降っていました。トリッキーなコンディションで、ベストタイムを出すことができませんでした。ポジションはかなり後方ですが、このサーキットは好きなコースです。決勝ではいいスタートを切って、最高のパフォーマンスができるようにがんばります 



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