Honda勢トップは、アレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)で16番手。今大会もタイムが接近する戦いとなりましたが、2日目のフリー走行、予選は、断続的に小雨が降る微妙なコンディションとなり、アタックのタイミングが難しい一日となりました。
その中で、一日ライディングを楽しめたというアレックス・マルケスは、大接戦のフリー走行では総合14位。予選Q1は接戦の中で6番手に終わり、Q2進出を果たせず16番グリッドが確定しました。しかし、連続ラップでは相変わらず安定したタイムで周回しており、追い上げのレースが期待されます。今年はここまで13戦して9回のポイント獲得を果たしています。今季ベストは第5戦ポルトガルGPの7位ですが、今大会は今季ベストに挑みます。
初日11番手とまずまず手応えある走りを見せたポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)は、フリー走行では総合12番手。転倒がなければダイレクトでのQ2進出も可能でしたが、Q1からの予選となり、19番グリッドとなりました。不安定な天候の中で行われたQ1では、100%のアタックができませんでした。厳しいグリッドからの決勝となりますが、追い上げのレースに挑みます。
マルク・マルケス(Repsol Honda Team)の代役として出場のステファン・ブラドル(Repsol Honda Team)は、さまざまなセッティングにトライしながらのセッションとなりましたが、FP1からFP3まで着実にタイムを更新して総合19番手。15台が出場した予選Q1では不安定な天候の中で10番手タイムをマーク。20番グリッドを獲得しました。
初日16番手の中上貴晶は、ポジションアップを目指しましたが、22番グリッドへと後退しました。午前中に行われたFP3で中上は、初日のベストタイムをわずかに更新しましたが、全体的にタイムが上がったことで20番手へと後退。15台が出場した予選Q1では、断続的に小雨が降る微妙な天候の中で完ぺきなアタックができず12番手に終わり、22番グリッドが確定しました。
初日のフリー走行では、異なるセッティングにトライして、セットアップの方向性を見いだしました。しかし、この日はコンディションも変わり、コーナーの進入から立ち上がりまで、RC213Vのパフォーマンスを発揮できませんでした。
Honda勢の4選手は、今大会も厳しいグリッドからのスタートとなりますが、朝のウォームアップで最後の調整を行い、決勝では追い上げのレースに挑みます。