Honda勢トップは、前日のフリー走行に続き、1分59秒288をマークしたアレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)で17番手でした。FP3では1分59秒110をマークして15番手。Q2進出を目指した予選Q1では1分58秒台を目指しましたが、自己ベストを更新できず、ポジションも落としました。昨年の大会は、予選17番手から決勝で8位までポジションをばん回しています。明日の決勝では、再び、追い上げのレースに挑みます。
アレックス・マルケスに続き、マルク・マルケスの代役として出場のステファン・ブラドルは予選18番手でしたが、グリッドペナルティーを受け21番手スタートとなりました。ブラドルは6年ぶりに走るシルバーストーンで初日15番手とまずまずのスタートを切り、2日目のFP3ではタイムを更新できず22番手へとポジションを落としましたが、予選Q1では1分59秒339と今大会の自己ベストをマークして15番手に浮上しました。RC213Vの開発を担当するブラドルは、決勝では、引き続き、RC213Vが抱える問題解消に取り組みます。
初日16番手と出遅れたポル・エスパルガロは、2日目も思うようにタイムを更新できず、今季ワーストの18番グリッドとなりました。午前中のFP3では1分59秒225で16番手。予選Q1では、ハイサイドになるなど満足のいく走りができず19番手へとポジションを落としました。昨年の大会では1分58秒台でポールポジションを獲得しているだけに、ポル・エスパルガロにとっては苦悩の一日となりました。決勝日のウォームアップで最後の調整に挑み、決勝では追い上げのレースに挑みます。
初日ソフトタイヤのアタックがうまくいかず21番手と低迷した中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、予選でも21番手という結果に終わりました。中上は、午前中のFP3で20番手。思うようにポジションを上げられずQ1からの予選となり、Q1でも大きく前進することができず、ブラドルのペナルティーで20番グリッドから決勝に挑むことになりました。
Hondaは、マシンのパフォーマンス向上に全力を尽くしていますが、今大会のフリー走行と予選では思うように結果につなげることができませんでした。今大会、Honda勢の4選手は後方グリッドからのスタートとなりますが、決勝では一つでも上のポジションを目指します。