Honda勢トップのアレックス・マルケスは、FP1はトップから1.281秒差の15番手。午後のFP2では1.385秒タイムを短縮する1分59秒789で14番手でした。RC213Vで初めてシルバーストーンを走った昨年の大会は予選17番手からすばらしい追い上げを見せて8位でフィニッシュしています。今年も初日のフリー走行は、トップから1秒差に16台という大接戦の中で14番手でしたが、2日目のフリー走行、予選では、タイムを短縮し、ポジションを上げる意気込みです。
マルク・マルケスの代役として第9戦カタルニアGPから出場しているステファン・ブラドルが15番手とまずまずのスタートを切りました。FP1は21番手でしたが、FP2ではソフトタイヤのパフォーマンスを生かし、トップから0.855秒差。チームメートのポル・エスパルガロをわずかに上回りました。
ブラドルがシルバーストーンを走るのは16年以来、6年ぶり。FP1では、コースのライン取り、そしてRC213Vの確認作業を行い、2分2秒062で22番手でしたが、FP2では2.261秒タイムを短縮し15番手へとポジションを上げました。2日目のフリー走行と予選では、さらに上位を目指します。
昨年の大会で1分58秒889をマークし、ポールポジションを獲得しているポル・エスパルガロは、昨年の大会より約1秒遅い1分59秒852で16番手でした。FP1では、2分01秒040で11番手とまずまずのタイムとポジションをマーク、午後のFP2では1.190秒短縮しましたが、昨年のベストタイムには届かず16番手でした。明日のFP3ではダイレクトでのQ2進出を目指し、予選では第3戦アルゼンチンGPの4番手を超えるベストグリッドに挑みます。
シルバーストーンを得意とする中上貴晶は、FP1は5番手と好調なスタートを切りましたが、FP2では0.445秒しかタイムを短縮できず18番手と大きくポジションを落としました。タイムを短縮できなかったのは、セッション終盤に行ったソフトタイヤでのアタックがうまくいかなかったため。しかし、連続ラップでは上位陣と遜色ないタイムで周回しており、FP3ではダイレクトでQ2進出を目指し、予選では今季ベストを目指します。