青空が広がったFP3で中上は快調にラップを刻み、4番手へとポジションを上げてダイレクトでQ2進出を果たしました。そして、予選を前に行われたFP4では、決勝に向けてソフト、ハードのタイヤテストに集中して15番手。12台が出場して行われたQ2では、イエローフラッグやトラックリミットなどでタイムがキャンセルされたこともあり、FP3でマークした1分32秒355に0.612秒及ばない、1分32秒967で12番手でした。
初日のフリー走行は、FP1がウエット、FP2はウエットからドライへと変化する難しいコンディションでした。ウエットでやや苦戦した中上ですが、ほぼドライコンディションとなったFP2のセッション後半では12番手タイムをマーク。FP3では大幅にタイムを更新、FP4では決勝に向けてさまざまなことにトライして準備を進めました。そして、Q2では1分31秒台を目標に挑みましたが、イエローフラッグやトラックリミットでタイムがキャンセルされるなど、思うようにリズムを刻むことができませんでした。明日はシーズン前半戦の締めくくりのレース。好スタートを切って、今季ベストを目指します。
右腕上腕の再手術のため欠場しているマルク・マルケス(Repsol Honda Team)の代役として3戦目となるステファン・ブラドルは、18番グリッドを獲得しました。不安定なコンディションだった初日は23番手でしたが、2日目は順調にタイムを更新しました。
初日のFP1はウエットコンディション。FP2はウエットからドライへと変化する難しいコンディションとなり、ブラドルは路面が乾き始めたときに転倒しました。そのため初日は23番手と大きく出遅れ、この日のFP3もさまざまな確認を行いながらの走行となり22番手でした。その結果、14台が出場するQ1からの予選となり、FP3でマークした1分34秒180を約1秒更新する1分33秒029のタイムで、Q1の8番手につけ、18番グリッドを獲得しました。
初日18番手だったポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)は、ウエットからドライコンディションとなった前日のFP2で、前戦ドイツGPで痛めたろっ骨などを悪化させ、今大会を欠場することを決めました。
初日13番手だったアレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)は、FP3でタイムを更新しますが総合20番手に後退。そのためQ1からの予選となり、Q1で11番手。この結果、21番グリッドが確定しました。
アレックス・マルケスは、セッションをこなすごとにタイムを短縮しました。Q1ではフリー走行のベストタイムを0.492秒短縮しました。21番手とグリッドはよくありませんが、決勝日のウォームアップ、そして決勝とさらにタイムを短縮し、追い上げのレースに挑みます。