Honda勢トップは、中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)の11番手。ウエットコンディションとなったFP1では16番手でしたが、ウエットからドライへと変化したFP2は11番手へとポジションを上げました。猛暑となった前戦ドイツGPは、タイヤ選択に悩み、決勝では思うような走りができず転倒リタイアに終わりました。オランダGPでは、昨年、予選4番手。決勝では2番手までポジションを上げました。しかし、コースアウトを喫し9位でフィニッシュしています。今年はその雪辱に挑みます。
チームメートのアレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)は、ウエットコンディションで4番手と好調な走りを見せましたが、ウエットからドライへと変化したFP2では13番手へとポジションを落としました。前戦ドイツGPは、メカニカルトラブルでリタイアに終わっています。今大会は、その問題を究明し、万全の状態で挑んでいます。ウエットコンディションで快走を見せるアレックス・マルケス。土曜日の予選、日曜日の決勝と、アレックス・マルケスの走りに大きな期待が膨らみます。
前戦ドイツGPでは、フリー走行の転倒で痛めたろっ骨の影響でリタイアしたポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)ですが、今大会のFP1は3番手と好調なスタートを切りました。しかし、ウエットからドライへと変化したFP2は、痛めたろっ骨の影響で思うようにタイムを伸ばせず18番手へと大きくポジションを落としました。
ウエットコンディションでは、ペースが遅くなるため、痛めたろっ骨には追い風となりましたが、ドライコンディションではマシンの切り返しなどで体力が必要となります。体調が十分ではないエスパルガロは、ドライコンディションでは、背中に痛みがあり、呼吸困難な状態での走行となりました。ドライコンディションでは依然として厳しい走行を強いられています。今大会は、天候とコンディションが、リザルトに大きく影響しそうです。
右腕上腕の手術で欠場しているマルク・マルケス(Repsol Honda Team)の代役として3戦目を迎えるステファン・ブラドルは、ウエットコンディションとなったFP1では18番手、ウエットからドライへと変化したFP2では転倒を喫し23番手でした。前戦ドイツGPは猛暑の中で厳しい走りを強いられましたが、今大会はウエットコンディションの中で、マシンのセットアップとマシン開発に全力を注いでいます。