Qualifying
MotoGP 2022
Round 6

マルク・マルケス5番手、中上貴晶7番から決勝に挑む。ポル・エスパルガロは13番手、ステファン・ブラドル20番手、アレックス・マルケスは22番手

es Circuito de Jerez - Angel Nieto

連日、好天に恵まれた第6戦スペインGPの予選は、初日のフリー走行で2度の転倒を喫し19番手と出遅れたマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、2日目のFP3で4番手へとタイムを上げてダイレクトでQ2進出を果たし、予選でも5番グリッドを獲得しました。

マルク・マルケス5番手、中上貴晶7番から決勝に挑む。ポル・エスパルガロは13番手、ステファン・ブラドル20番手、アレックス・マルケスは22番手

前日、セットアップに苦戦したマルケスは、フリー走行で1.275秒タイムを短縮して一気に総合4番手に浮上しました。これでダイレクトにQ2進出を果たしたマルケスは、FP4ではさらにセットアップに集中し、決勝に向けて準備を進めました。そして予選では、完全な状態ではありませんでしたが、全力でプッシュして5番手タイムをマーク。2列目から決勝に挑みます。

今年はシーズン序盤の第2戦インドネシアGPのウォームアップの転倒でモノが二重に見える複視状態になり、インドネシアGPと第3戦アルゼンチンGPを欠場しました。その後、第4戦アメリカズGPで6位、第5戦ポルトガルGPで6位と着実に走ってポイントを獲得しました。今大会は、ウォームアップで最後の調整に挑み、今季初表彰台を視野に全力を尽くします。

チームメートのポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)は、初日7番手とまずまずのスタートを切りましたが、FP3で転倒を喫し、17番手へとポジションを落としたことでQ1からの予選となりました。

そのQ1では、Q2進出となるトップ2入りの戦いを繰り広げていましたが、最後の最後に3番手にダウン。2番手とわずか0.003秒差でQ2進出を逃し、13番グリッドが確定しました。

この日、転倒を喫したポル・エスパルガロは、スピードある走りをなかなか結果につなげられずフラストレーションを抱えました。明日のウォームアップで最後の調整を行い、ホームGPで今季2回目の表彰台獲得に挑みます。

初日5番手と好調なスタートを切った中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)が、FP3で3番手に浮上しました。そして、ダイレクトで進出したQ2では、FP3より、気温も路面温度も上昇したことでやや苦戦。FP3のタイムを更新できませんでしたが、今季ベストの7番グリッドを獲得しました。スペインGPでは、過去2年自己ベストとなる4位でフィニッシュしています。今大会は念願の初表彰台獲得に挑みます。

RC213Vの開発ライダーをつとめるステファン・ブラドル(Team HRC)は、いくつかのテストメニューをこなしながらFP3では、初日22番手から21番手へと一つポジションを上げると、Q1では10番手。20番グリッドが確定しました。今大会を終えると、月曜日は公式テストが行われます。今回のワイルドカードの出場は、月曜日に行うテストのためにも重要なもので、フリー走行、予選と大きな成果を挙げました。

初日16番手のアレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)は、ポル・エスパルガロ同様、FP3で転倒を喫しタイムを更新できず、22番手へと後退しました。そして、Q1から挑んだ予選では、転倒の影響でフィーリングを取り戻せず、セッショントップから1.011秒差の12番手に終わり、22番グリッドから決勝に挑みます。


Marc Marquez
Marc Marquez 93
Repsol Honda Team
とてもうれしいです。この厳しい状況を乗りきるために、ほかのライダーについて行ったり、限界でプッシュしたり、単独で自分のリズムを見つけようと努力したりしました。でも表彰台からは、まだ遠いところにいます。5番手スタートはとても役に立ちますが、難しいレースになると思います。ほかのライダーについて行って周回すると、あるエリアではタイムが速くなりますが、ほかのエリアで問題を生じることがありました。過去には、逆の立場のときがありました。もちろんその方がいいのですが、今は何か方法を見つけなければなりません

Takaaki Nakagami
Takaaki Nakagami 30
IDEMITSU Honda LCR
午前中のFP3で競争力のあるラップタイムを刻み3番手でQ2進出を果たしました。それに続くFP4ではフィーリングもよく、よいペースで連続走行をこなすことができました。明日の決勝に向けてとても重要なセッションとなりました。予選では、正直なところ、もう少し上のポジションを狙っていたのですが、ベストを尽くしました。7番手は悪くないと思います。明日の決勝で戦う準備はできています。いい結果を出せるよう全力を尽くします

Pol Espargaro
Pol Espargaro 44
Repsol Honda Team
今日は少し運がありませんでした。最悪のタイミングで転倒し、ダイレクトでQ2へ直接進むチャンスを逃してしまいました。そしてQ1では、5番グリッドを獲得できる速いタイムを出すことができました。Hondaの中では、今日は最速でした。でも前進するタイミングを逃してしまいました。なぜ転倒したのか理解する必要があります。いい仕事ができています。いいスピードがあると思いますが、それが結果につながりません。これが余計につらいです。とにかくレースは明日です。気持ちをリセットして、レースでいいスタートを切ることに集中したいです。レース終盤に状況を理解することがとても重要です。13番手からのスタートなので最初からプッシュしなければなりません

Stefan Bradl
Stefan Bradl 6
Team HRC
FP3でタイムアタックしているときに転倒してしまいましたが、今日はポジティブな日でした。転倒による問題はありません。パッケージはとてもよく機能しています。ほかのMotoGPライダーのマシンと比較したり、ほかのHondaのライダーたちの様子を見て学ぶことがたくさんあります。日曜日のレースは長いレースになりますが、前進できると思っています。ポイント争いができることを願っています。今日のチームの仕事に感謝しています。彼らはFP3のあと、すばらしい仕事をしてすべての準備を整えてくれました

Alex Marquez
Alex Marquez 73
LCR Honda CASTROL
一歩前に進もうとしたのですが、今日は二歩下がってしまいました。今日は路面コンディションがかなり変わってしまい、それに合わせることができませんでした。FP3は転倒を喫し、悲惨でした。そのあと午後にベストを尽くそうとしましたが、フィーリングがよくありませんでした。明日はかなり後方からのスタートで難しいレースになります。いいスタートを切り、1周目にばん回して、レースを楽しめるようにしたいと思います。明日、最も重要なことはいいフィーリングを取り戻すことです


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