その期待に応えようと、好スタートから前半は3番手を走行。中盤に入るとアレックス・リンス(スズキ)に抜かれ4番手へとポジションを落としますが、引き続き、激しい表彰台争いを繰り広げました。しかし、15周目の2コーナーで転倒を喫し、リタイアとなりました。
表彰台獲得は果たせませんでしたが、今大会も多くのデータを収集。次戦アメリカズGPでは、開幕戦カタールGPに続き、今季2回目の表彰台とポル・エスパルガロ自身の初優勝に挑みます。
前戦インドネシアGPの決勝日のウォームアップで転倒し、その影響で今大会を欠場したマルク・マルケス(Repsol Honda Team)の代役として出場のステファン・ブラドルは19位でした。今大会は、インドネシアからの貨物機の到着遅延のため、金曜日の走行がすべてキャンセルされ、土曜日、日曜日の走行で決勝に挑むという厳しい条件となりました。しかし、実戦に参加した経験は、マシン開発に大きく貢献することはまちがいなく、これからのマシン開発に向けて貴重なデータ収集の機会となりました。
予選10番手からオープニングラップ6番手までポジションを上げた中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、序盤の混戦の中で11番手までポジションを落としました。その後も、エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)、ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)、ミゲル・オリベイラ(KTM)、ジャック・ミラー(ドゥカティ)らと10位争いの集団を形成しましたが、後半に入ると思うようにペースをキープできず、10位争いの集団の中でポジションを落とし、最終的に13位でフィニッシュしました。
予選19番手から決勝に挑んだアレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)は、スタート直後の1コーナーで他車と接触し、21番手までポジションを落としますが、それから猛列に追い上げて15位でフィニッシュしました。今年は3戦を終えて、ここまでは思うようなレースができていませんが、第4戦アメリカズGPでは、本来のパフォーマンス発揮に期待されます。
今大会欠場したマルク・マルケスは、連戦となる第4戦アメリカズGPでこれまで圧倒的な強さを発揮してきました。現在、メディカルチームによる定期的なチェックを受けており、アメリカズGPの参加については、数日中に決定される予定です。