Race
MotoGP 2022
Round 1

ポル・エスパルガロ開幕戦で3位表彰台獲得。マルク・マルケス5位。中上貴晶10位でフィニッシュ

qa Lusail International Circuit

開幕戦カタールGPは、予選6番手、2列目から好スタートを切ったポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)が、17周目まで首位をキープする快走を見せました。終盤はややペースを落とし順位を落としますが、開幕戦で3位表彰台を獲得しました。Repsol Honda Teamに移籍して2年目のシーズン。ウインターテストでは、マレーシア・セパン、インドネシア・マンダリカと好調な走りを見せて自信を深めていました。優勝は果たせませんでしたが、中盤まで見せた快走は、今季の活躍をアピールしました。

ポル・エスパルガロ開幕戦で3位表彰台獲得。マルク・マルケス5位。中上貴晶10位でフィニッシュ

予選3番手。フロントローからスタートしたマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、序盤はポル・エスパルガロに続いて2番手を走行。Repsol Honda Teamのランデブー走行となりましたが、中盤は、ブラッド・ビンダー(KTM)、エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)と2番手争いのグループを形成。終盤は、2番手争いのグループからわずかに遅れ、さらに追い上げてきたアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)に抜かれ5位でフィニッシュしました。今大会はポル・エスパルガロとともに前後ソフトを選択。マルケスはフロントのフィーリングが完全ではありませんでしたが、確実に走ってチェッカーを受けました。

16番グリッドから決勝に挑んだ中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、好スタートを切ってオープニングラップに13番手に浮上。その後、序盤の混戦の中で15番手までポジションを落としましたが、着実に走り切って10位でチェッカーを受けました。今大会は、不安定な天候と路面コンディションに翻弄されましたが、決勝では安定したペースと粘り強い走りを見せました。

18番グリッドから決勝に挑んだアレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)は、好スタートを切ってオープニングラップ11番手に浮上しました。その後も11番手をキープしましたが、10周目の1コーナーで転倒を喫し、リタイアしました。転倒の理由は、分かりませんが、8周目に抜かれた選手のマシンからスモークが見えたとコメントしました。残念ながら結果は残せませんでしたが、本来の走りを取り戻したことは明るい材料でした。次戦インドネシアGPは、ウインターテストでも好走を見せているだけに、巻き返しに期待されます。


Pol Espargaro
Pol Espargaro 44
Repsol Honda Team
すばらしいシーズンのスタートになりました。レースでは最高のスタートを切ることができ、レースのほとんどでリードすることができました。正直、このようなレース、そしてペースで走行できるとは思っていませんでした。終盤のペースは本当に限界でした。このような形でシーズンをスタートできて最高の気分です。バスティアニーニにパスされたときに、スリップストリームではらんでしまい、3番手に下がってしまいました。いつもならあまりいい走りができないサーキットですが、今シーズン、このようなスタートを切ることができてうれしいです。Hondaにとっては、これまで、あまり相性がいいサーキットではありませんでした。自分のポテンシャルを発揮したいと思っていたし、それを果たせました。今日の好結果は、すべてHondaのおかげです。冬の間に新しいマシンを一生懸命作ってくれました。そして僕の本当のポテンシャルを引き出してくれました

Marc Marquez
Marc Marquez 93
Repsol Honda Team
正直、今日のペースは速すぎました。前を走るポルやほかのライダーたちのスピードはすばらしかったです。今日は全力で走行しました。そして、すべてをうまくコントロールすることができました。まだシーズンは始まったばかりです。今日はトップ5でフィニッシュし、シーズンをスタートしたいと思っていました。今日はフロントタイヤに苦戦したので、落ち着いて走行しました。僕たちの日にはなりませんでした。もちろん引き続き仕事に取り組む必要があります。ポルとHonda、そしてHRCのことをとてもうれしく思います。新しいマシンのために一生懸命がんばってきた結果であり、今日のレースはこのマシンのポテンシャルを感じさせました

Takaaki Nakagami
Takaaki Nakagami 30
IDEMITSU Honda LCR
16番手からいいスタートが切れて、1コーナーでいいポジションにつくことができました。そのあと、セクター1とセクター2で少しラインを外してしまい、ポジションを落としましたが、レース序盤はいい走りができました。レース中に僕の前で何人か転倒するライダーがいたので、落ち着いて走行し、とにかく完走しようと思いました。FP4のときのようないいペースがありました。とても満足しています。金曜日と土曜日は少し難しいコンディションでしたが、日曜日にはトップ10でフィニッシュできました。チームの喜んでいる姿が見られてうれしいです。全員に感謝したいです。インドネシアではポテンシャルをもっと上げられるように一生懸命がんばります

Alex Marquez
Alex Marquez 73
LCR Honda CASTROL
今日の目標は完走することでした。予選で苦戦したので、レースでは完走し、いいベースを築いていこうと思っていました。決勝に向けてマシンを調整しました。すばらしいフィーリングになりました。そして、とてもいいスタートを切ることができ、1周目に11番手か12番手まで追い上げることができました。いい走りをしていました。でも1コーナーでとても不思議な転倒をしてしまいました。いったい何が起きたのか分析する必要があります。でもミスをしたとは思っていません。転倒する前にオリベイラのマシンからスモークが見えました。でも、実際には何が起きたのかは分かりません。転倒したことは、チームに謝りたいです。ベストを尽くしました。目標は完走することでしたが、それを達成できませんでした。しかし、転倒までの走りには満足しています。いいフィーリングが戻り、うれしいです。すでにマンダリカのことを考えています。次戦はいい週末にしたいです


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