予選3番手。フロントローからスタートしたマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、序盤はポル・エスパルガロに続いて2番手を走行。Repsol Honda Teamのランデブー走行となりましたが、中盤は、ブラッド・ビンダー(KTM)、エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)と2番手争いのグループを形成。終盤は、2番手争いのグループからわずかに遅れ、さらに追い上げてきたアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)に抜かれ5位でフィニッシュしました。今大会はポル・エスパルガロとともに前後ソフトを選択。マルケスはフロントのフィーリングが完全ではありませんでしたが、確実に走ってチェッカーを受けました。
16番グリッドから決勝に挑んだ中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、好スタートを切ってオープニングラップに13番手に浮上。その後、序盤の混戦の中で15番手までポジションを落としましたが、着実に走り切って10位でチェッカーを受けました。今大会は、不安定な天候と路面コンディションに翻弄されましたが、決勝では安定したペースと粘り強い走りを見せました。
18番グリッドから決勝に挑んだアレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)は、好スタートを切ってオープニングラップ11番手に浮上しました。その後も11番手をキープしましたが、10周目の1コーナーで転倒を喫し、リタイアしました。転倒の理由は、分かりませんが、8周目に抜かれた選手のマシンからスモークが見えたとコメントしました。残念ながら結果は残せませんでしたが、本来の走りを取り戻したことは明るい材料でした。次戦インドネシアGPは、ウインターテストでも好走を見せているだけに、巻き返しに期待されます。