Qualifying
MotoGP 2022
Round 18

マルク・マルケス2番手。復帰4戦目で2度目のフロントロー獲得

au Phillip Island

第18戦オーストラリアGPの予選は、終日ドライコンディションとなり、フリー走行でトップタイムをマークしたマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、予選でもすばらしい走りを見せて2番手。復帰4戦目で2度目のフロントロー獲得を果たしました。

マルク・マルケス2番手。復帰4戦目で2度目のフロントロー獲得

復帰2戦目の第16戦日本GPはウエットコンディションでポールポジションを獲得しましたが、今大会はドライコンディションの中、フリー走行で首位、予選で2番手と完全復活に向けて大きなステップを刻んだことを感じさせる走りでした。

マルク・マルケスがMotoGPクラスにデビューした2013年の大会でマークした、1分28秒108のベストレースラップは現在まで破られていません。今年はマルク・マルケス自身が、9年前にマークした自身の記録のブレイクに挑みます。

過去、フィリップアイランドでは、15年、17年、19年と3度優勝を果たしています。今年は右腕の再手術前も表彰台に立っておらず、今季初表彰台、初優勝の期待が膨らみます。

マルク・マルケスの弟のアレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)が、第5戦ポルトガルGP以来、13戦ぶりのQ2進出を果たし、11番グリッドを獲得しました。初日のフリー走行で14番手とまずまずのスタートを切ったアレックスは、FP3で大きくタイムを更新して7番手に浮上。ダイレクトで進出したQ2では、フリー走行でマークした1分28秒765をブレイク。1分28秒733で11番グリッドを獲得しました。第5戦ポルトガルGPの7番グリッドという今季ベストを更新できませんでしたが、決勝ではポルトガルGPの7位という今季ベストを更新し、2年ぶりの表彰台獲得に挑みます。

チームメートのポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)は、初日3番手と好調なスタートを切りましたが、大接戦となったFP3で15番手にポジションを落とし、Q1では3番手。2番手のアレックス・リンス(スズキ)とは、わずか0.045秒差でQ2進出を逃しました。決勝は13番グリッドからのスタートになりますが、Moto2クラス時代にはフィリップアイランドで2度の優勝を達成しています。今大会も好調な走りを見せているだけに、追い上げのレースが期待されます。

中上貴晶の代役として2戦目を迎える長島哲太(LCR Honda IDEMITSU)は24番手でした。長島は、初日から着実にタイムを短縮し、FP1からFP3に掛けて実に約4.3秒タイムを短縮しました。初日と順位は変わりませんが、大きな進化を感じさせる2日間でした。また、予選を前に行われたFP4では、安定したラップを刻み、24台中22番手。予選を終えて、Q1トップとのタイム差を1.492秒まで縮めており、決勝の追い上げに注目されます。


Marc Marquez
Marc Marquez 93
Repsol Honda Team
ここではスリップストリームを有効活用することがとても重要になります。今日はタイムアタックしているときにいい位置につくことができたので、少しタイムを上げることができました。タイヤの選択も決勝ではとても重要です。このサーキットは特にリアが重要になります。自分自身の体調はよくなっています。コースに出るたびに感触もよくなっています。今回はトップのライダーたちにもっとも近づいていると思います。今週末はいい仕事をしています。現在と未来へ向けて取り組んでいます。いいバランスを見つけたと思います。いろいろ改善することができました。今日は2019年のようなセーブで転倒を回避しました。同じ動き、同じイメージでした。右コーナーで再びセーブできるようになってよかったです

Alex Marquez
Alex Marquez 73
LCR Honda CASTROL
午前中のFP3で新品タイヤを2本使いました。そのため予選では1本しか使えず、それが予選では一番の問題となりました。FP4で転倒しましたが、FP3のタイムを少し更新できました。全体的には悪くない結果だと思います。FP4で転倒したときに少し自信を失いましたが、予選中に取り戻すことができました。レースに向けて、フロントタイヤは決まっているのですが、リアが決まっていません。リアの選択肢は3つあるのでウォームアップで決めなければなりません。11番手からのスタートです。いい意味で少しタイヤライフが変わります

Pol Espargaro
Pol Espargaro 44
Repsol Honda Team
Q2まで0.1秒未満でした。本当にもう少しでした。FP3でしっかりタイムを出せなかったことがこういう状況にさせてしまいました。もっと速く走らなくてはいけませんでした。何カ所かでタイムをロスしていて、そのエリアの改善に時間を使いすぎました。ポジティブなことは、その問題を解決できて、予選では十分ではありませんが、いいタイムを出すことができたことです。レースではもう少し前進できると思います。リアタイヤについては、最後の10周がとても重要になってきます。今回のように力強いリズムをつかむことができたのは久しぶりです

Tetsuta Nagashima
Tetsuta Nagashima 45
LCR Honda IDEMITSU
今日は悪くありませんでした。昨日から一歩前進できたのでかなりポジティブです。FP3とFP4、そして予選はかなり前進できました。予選は1周のタイムアタックをうまくまとめられず、とても難しかったです。でもFP4は悪くありませんでした。アレックスについていき、少し学ぶことができました。レースへ向けて準備はできています。1周のタイムアタックは完ぺきではありませんでしたが、レースペースは悪くありません。明日は何ができるか考えていきたいと思います


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