Practice
MotoGP 2022
Round 18

P.エスパルガロ3番手で好スタート。M.マルケスは6番手で初日を終える

au Phillip Island

第18戦オーストラリアGPのフリー走行MotoGPクラスは、強風と上空に流れてくる雨雲の影響で不安定な天候の中、FP1、FP2ともにドライコンディションで行われ、このサーキットを得意とするポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)が3番手で終えました。

P.エスパルガロ3番手で好スタート。M.マルケスは6番手で初日を終える

MotoGPクラスの前に行われたMoto3クラスは、ウエットからドライへ変化。続くMotoGPクラスはドライコンディションでFP1のセッションが始まり、ポル・エスパルガロは安定したタイムでラップを刻み11番手。完全なドライとなった午後のFP2では、FP1の1分31秒168から1分29秒527までタイムを上げで3番手へと浮上しました。

ポル・エスパルガロは、アラゴン、日本、タイと続いた3連戦で3戦連続でポイントを獲得しています。これまでフィリップアイランドでは、Moto2時代に2度の優勝を果たすなど相性のいいサーキットですが、登り調子で迎えたフィリップアイランドで、まずは好調なスタートを切りました。

右腕の手術から復帰して4戦目を迎えるマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、さまざなパーツをテストするなど忙しい一日となり6番手でした。FP1はセッション開始から好調な走りを見せて、1分30秒897のベストタイムで7番手。FP2では1分29秒775までタイムを上げて6番手へとポジションを上げました。

今大会は、FP1、FP2ともにニューパーツのテストに取り組んでいます。土曜日も新たなパーツをテストする予定ですが、成果のある一日となりました。

アレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)は14番手でした。FP1ではトップから0.125秒差の3番手と好調なスタートを切り、FP2ではさらにタイムを更新しましたが、トップから1秒差に18台という大接戦の中で14番手へとポジションを落としました。しかし、この数戦の中では一歩前進したことを感じさせる好調なスタートとなっており、2日目のFP3と予選の走りが注目されます。

前戦タイGPに続き、右手負傷で欠場している中上貴晶の代役として2戦連続出場となった長島は24番手でした。長島は、RC213Vで初めて走るサーキットが続いていますが、難しいコンディションとなったFP1は19ラップをこなし1分34秒437、完全なドライコンディションとなったFP2では21ラップをこなし1分31秒5778と一気に2.86秒タイムを短縮しました。

中上の代役として2戦目。ワイルドカードで出場した日本GPを含め3戦連続でMotoGP参戦の長島は、セッションをこなすごとにレギュラー勢とのタイム差を確実に縮めており、2日目のフリー走行と予選では、さらにタイム短縮とポジションアップに挑みます。


Pol Espargaro
Pol Espargaro 44
Repsol Honda Team
今日はマシンの調子がとても良くて、いいフィーリングがありました。午前中のFP1から、1周のタイムも連続ラップのペースも速く感じられたし、あとは新品タイヤで最後のアタックをするだけでした。このセッションでは、新品タイヤがうまく機能して、楽しく走ることができました。フィリップアイランドは大好きです。サーキット、天候、寒さと風がすべてを複雑にしますが、自分の経験が大いに役に立ちました。このサーキットは僕たちのマシンと相性がよさそうです。目標はもちろんレースウイークを通して上位に入ることです

Marc Marquez
Marc Marquez 93
Repsol Honda Team
レースウイーク中にいろいろとトライすることは簡単ではありませんが、午前中に使用した新しいパーツは、ポジティブな感触がありました。午後のFP2も、引き続き、FP1の成果を確認するために時間を費やしました。これは今後、前進するためにはやらなければならないことです。残り3戦ですが、Hondaは休まず前進しています。明日も新しいパーツを使用する予定です。そして土曜日と日曜日に何ができるか考えていきたいと思います。マシンのフィーリングはかなりよくなりました。ポテンシャルがあることはわかっています。フィリップアイランドに戻ってくることができてとてもうれしいです

Alex Marquez
Alex Marquez 73
LCR Honda CASTROL
初日は悪くありませんでした。一日を通していい仕事ができました。FP2ではわずか0.2秒差でトップ10を逃しましたが、今日の走行はとてもよかったです。自信をもって仕事に取り組むことができました。速さもありました。引き続きこの調子でがんばります。明日の天気は今日よりも不安定な感じですが、ベストを尽くし前進できるようにがんばります。明日は2日目になるので、はっきりと比較もできます。日曜日のレースへ向けてタイヤマネジメントにも取り組みたいと思います

Tetsuta Nagashima
Tetsuta Nagashima 45
LCR Honda IDEMITSU
初日はまずまずでしたが、午前中は風も強く、初めてMotoGPマシンでこのサーキットを走ったので、少し難しかったです。でも、チームは一生懸命、取り組んでくれました。新しいマテリアルを試したところ、いいフィーリングがありました。特にFP2では大きく前進することができました。明日は何ができるか考えていきたいと思います。まだ学ばなければならないことがありますが、引き続き仕事に取り組み、さらに一歩前進できるようにがんばります


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