MotoGPクラスの前に行われたMoto3クラスは、ウエットからドライへ変化。続くMotoGPクラスはドライコンディションでFP1のセッションが始まり、ポル・エスパルガロは安定したタイムでラップを刻み11番手。完全なドライとなった午後のFP2では、FP1の1分31秒168から1分29秒527までタイムを上げで3番手へと浮上しました。
ポル・エスパルガロは、アラゴン、日本、タイと続いた3連戦で3戦連続でポイントを獲得しています。これまでフィリップアイランドでは、Moto2時代に2度の優勝を果たすなど相性のいいサーキットですが、登り調子で迎えたフィリップアイランドで、まずは好調なスタートを切りました。
右腕の手術から復帰して4戦目を迎えるマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、さまざなパーツをテストするなど忙しい一日となり6番手でした。FP1はセッション開始から好調な走りを見せて、1分30秒897のベストタイムで7番手。FP2では1分29秒775までタイムを上げて6番手へとポジションを上げました。
今大会は、FP1、FP2ともにニューパーツのテストに取り組んでいます。土曜日も新たなパーツをテストする予定ですが、成果のある一日となりました。
アレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)は14番手でした。FP1ではトップから0.125秒差の3番手と好調なスタートを切り、FP2ではさらにタイムを更新しましたが、トップから1秒差に18台という大接戦の中で14番手へとポジションを落としました。しかし、この数戦の中では一歩前進したことを感じさせる好調なスタートとなっており、2日目のFP3と予選の走りが注目されます。
前戦タイGPに続き、右手負傷で欠場している中上貴晶の代役として2戦連続出場となった長島は24番手でした。長島は、RC213Vで初めて走るサーキットが続いていますが、難しいコンディションとなったFP1は19ラップをこなし1分34秒437、完全なドライコンディションとなったFP2では21ラップをこなし1分31秒5778と一気に2.86秒タイムを短縮しました。
中上の代役として2戦目。ワイルドカードで出場した日本GPを含め3戦連続でMotoGP参戦の長島は、セッションをこなすごとにレギュラー勢とのタイム差を確実に縮めており、2日目のフリー走行と予選では、さらにタイム短縮とポジションアップに挑みます。