Race
MotoGP 2022
Round 10

猛暑のレースで苦戦。代役出場のステファン・ブラドルが16位。ポル・エスパルガロ、アレックス・マルケス、中上貴晶はリタイア

de Sachsenring

今季一番の暑さとなった第10戦ドイツGPは、Honda勢にとって厳しいレースとなりました。2チーム4人が出場して、完走したのは、マルク・マルケス(Repsol Honda Team)の代役として出場のステファン・ブラドルだけ。ポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)、中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)、アレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)の3人は、それぞれ異なる理由でリタイアとなりました。

猛暑のレースで苦戦。代役出場のステファン・ブラドルが16位。ポル・エスパルガロ、アレックス・マルケス、中上貴晶はリタイア

Honda勢で唯一完走したブラドルは、地元ファンの声援を受けて18番グリッドから決勝に挑みましたが、熱のためにフロントブレーキを思うようにコントロールできなくなり、さらに右足にも火傷を負うなど、体力的に限界走行となり、ポジションを落としました。右手の熱の問題は、他者のスリップに入ったときに起きたもので、右足の火傷も、次戦に向けて問題の解決に挑みます。地元ファンの前で快走を見せられなかったブラドルですが、最後まで熱走を見せたブラドルには、ファンから大きな拍手が送られていました。

ポル・エスパルガロは、22周を終えてピットに戻り、レースを終了しました。今大会は、金曜日のフリー走行で転倒を喫し、左のろっ骨などを痛めました。土曜日の予選は痛みを堪えて13番グリッドを獲得。30周で行われた決勝もレース中盤まで11番手を走行しましたが、ろっ骨の痛みがひどく、18周目に12番手、19周目の13番手とポジションを落とし、22周を終えてピットに戻る決断をしました。

16番グリッドから決勝に挑んだアレックス・マルケスは、スタート直後にテクニカルな問題が発生し、6周を終えてピットに戻りリタイアとなりました。

予選10番手から決勝に挑んだ中上貴晶は、オープニングラップ9番手と好スタートを切り、2周目以降も10番手を走行しましたが、7周目の8コーナーで転倒を喫しリタイアに終わりました。今大会は、前戦カタルニアGPの転倒で右肩を痛め、万全な状態ではありませんでしたが、フリー走行、予選、そして決勝と熱走を見せました。

Repsol Honda Teamは、ザクセンリンクでは、過去11回連続で大会を制覇してきました。その記録を更新することはできませんでしたが、再び、優勝を目指し全力を尽くします。


Stefan Bradl
Stefan Bradl 6
Repsol Honda Team
今日は悲しい一日となりました。この暑さの中でマシンに大きな問題がありました。最初のいくつかのコーナーは、ほかのライダーたちについていくことができましたが、ブレーキレバーを使う右手がとても熱くなり、マシンをコントロールできなくなりました。数周走行したあと、少し下がって、マシンと僕の身体に新鮮な空気を浴びせることにしました。とにかく完走しようと思いました。体力的に限界を超えていました。右足も火傷をしてしまいました。このような状況は受け入れられません。改善しなければなりません。幸いアッセンではこの問題を解決するチャンスがあります

Pol Espargaro
Pol Espargaro 44
Repsol Honda Team
厳しい週末となりました。ろっ骨の痛みを治すためには時間が必要なことが分かっています。しかし、レースウイークなので毎日ストレスを与えることになりました。レースではできることをやろうと努力しましたが、痛みはどんどんひどくなり、暑さで呼吸も苦しくなりました。右足も熱く、痛みにつながり、リタイアしなければなりませんでした。非常に痛かったからです。家に戻り、身体を回復させたいと思います。ろっ骨のケガは昨年のバレンシアのときと同じなので、どのようにすればいいのか分かっています。アッセンまで3日間しか休みがありませんが、仕方ありません

Takaaki Nakagami
Takaaki Nakagami 30
LCR Honda IDEMITSU
もちろん、とても残念です。レースウイークを通してレースペースに取り組み、かなりペースもよく、自信がありました。でも今日のコンディションに合わせるために大きくマシンを調整しました。フロントとリアにハードタイヤを選択しましたが、グリップがよくありませんでした。1周目から左側のグリップが全くなく、フロントのフィーリングにもかなり苦戦しました。そして8コーナーで転倒してしまいました。コーナー立ち上がりでフロントから流れてしまいました。奇妙な転倒でした。とても残念です。チームに謝りたいです。アッセンへ向けて何ができるか考えたいです

Alex Márquez
Alex Márquez 73
LCR Honda CASTROL
マシンのテクニカルな問題のため、残念ながら思っていたより早く僕たちのレースは終わってしまいました。ウォームアップではユーズドタイヤを使い、レースで重要になる終盤のレースペースを理解するために一生懸命取り組んでいました。でも1周目からテクニカルな問題があり、走ることができませんでした。そのためマシンをストップさせなければなりませんでした。いい結果を残すためにレースウイークを通してがんばってきたので残念です。でもこれがレースというものです。テクニカルな問題はいつでも起こり得ることです



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