初日11番手とやや出遅れたポル・エスパルガロは、2日目のFP3で転倒を喫するも、8番手へとポジションを上げて、ダイレクトでQ2進出を果たしました。カタルニア・サーキットは一周4.657km。平均時速が169km/hというハイスピードコース。8番手につけたポル・エスパルガロとトップとの差は0.475秒でした。
そして迎えた予選では、ブレーキングのミスが響いて10番手へとややポジションを落としましたが、地元ファンの声援をパワーに4列目を獲得。決勝では今季2回目の表彰台と念願の初優勝に挑みます。
フリー走行で17番手へとポジションを落とした中上は、Q1で2番手タイムをマークしてQ2に進出しました。しかし、Q2のアタックでは、クリアラップが取れずタイムロス。Q1のタイムを更新できずQ2最後尾の12番手に終わりました。
今大会は、右腕上腕の手術のため欠場しているマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が前戦イタリアGPでトライしたニューシャーシーとスイングアームのテストを担当。タイヤに厳しいコンディションの中でさまざまなことにトライしました。決勝は気温も路面温度も上昇し、タイヤに厳しい戦いが予想されますが、4列目から追い上げのレースに期待されます。
右腕上腕の再手術のため欠場しているマルクの代役として出場のステファン・ブラドル(Repsol Honda Team)は、FP3では初日より約1秒タイムを短縮して25番手。14台が出場したQ1では11番手につけて21番グリッドが確定しました。決勝では、完走を目指し、マシン開発のデータ収集に努めます。
FP3で19番手につけたアレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)は、その後に行われたFP4で転倒を喫し、Q1をキャンセルしました。そのため25番グリッドが確定。決勝では追い上げのレースに挑みます。ホームGPに気合を入れたアレックス・マルケスは、セッションをこなすごとに着実にタイムを上げました。FP4では19番手タイムも決勝に期待をつなぐアベレージでした。転倒で骨折などはありませんでしたが、予選Q1を走れなかった悔しさを決勝にぶつけます。