Qualifying
MotoGP 2022
Round 9

ポル・エスパルガロ10番手、中上貴晶12番手。ともに4列目から決勝に挑む

es-ct Circuit de Barcelona-Catalunya

好天が続くカタルニアGPの予選は、最高気温が33℃まで上昇、予想通り、厳しいコンディションでの戦いとなり、Honda勢は、ホームGPに闘志を燃やすポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)が10番手、バルセロナを拠点にヨーロッパラウンドを戦う中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)が12番手という結果でした。

ポル・エスパルガロ10番手、中上貴晶12番手。ともに4列目から決勝に挑む

初日11番手とやや出遅れたポル・エスパルガロは、2日目のFP3で転倒を喫するも、8番手へとポジションを上げて、ダイレクトでQ2進出を果たしました。カタルニア・サーキットは一周4.657km。平均時速が169km/hというハイスピードコース。8番手につけたポル・エスパルガロとトップとの差は0.475秒でした。

そして迎えた予選では、ブレーキングのミスが響いて10番手へとややポジションを落としましたが、地元ファンの声援をパワーに4列目を獲得。決勝では今季2回目の表彰台と念願の初優勝に挑みます。

フリー走行で17番手へとポジションを落とした中上は、Q1で2番手タイムをマークしてQ2に進出しました。しかし、Q2のアタックでは、クリアラップが取れずタイムロス。Q1のタイムを更新できずQ2最後尾の12番手に終わりました。

今大会は、右腕上腕の手術のため欠場しているマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が前戦イタリアGPでトライしたニューシャーシーとスイングアームのテストを担当。タイヤに厳しいコンディションの中でさまざまなことにトライしました。決勝は気温も路面温度も上昇し、タイヤに厳しい戦いが予想されますが、4列目から追い上げのレースに期待されます。

右腕上腕の再手術のため欠場しているマルクの代役として出場のステファン・ブラドル(Repsol Honda Team)は、FP3では初日より約1秒タイムを短縮して25番手。14台が出場したQ1では11番手につけて21番グリッドが確定しました。決勝では、完走を目指し、マシン開発のデータ収集に努めます。

FP3で19番手につけたアレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)は、その後に行われたFP4で転倒を喫し、Q1をキャンセルしました。そのため25番グリッドが確定。決勝では追い上げのレースに挑みます。ホームGPに気合を入れたアレックス・マルケスは、セッションをこなすごとに着実にタイムを上げました。FP4では19番手タイムも決勝に期待をつなぐアベレージでした。転倒で骨折などはありませんでしたが、予選Q1を走れなかった悔しさを決勝にぶつけます。


Pol Espargaro
Pol Espargaro 44
Repsol Honda Team
FP3は転倒しましたが、順調にタイムを更新していました。そのときに午後はもっと暑くなり、コンディションが厳しくなることが分かっていました。予想通り、午後はタイムを更新することができませんでした。1コーナーのブレーキングがうまくいかず、タイムをロスしています。予選では10番手でしたが、ベストを尽くしました。明日はトリッキーなレースになると思います。ハードタイヤを使い、みんなと同じように、状況をうまくコントロールしたいと思います。気温の変化はあまり大きくないので、今日と同じように滑りやすいコンディションになると思います。どんなレースになってもホームのファンのためにベストを尽くします

Takaaki Nakagami
Takaaki Nakagami 30
IDEMITSU Honda LCR
モンメロ2日目は忙しい一日になりました。なぜならFP3で17番手へとポジションを落とし、直接Q2へ進めなかったからです。とても厳しいセッションで、苦戦しましたが、FP4ではレースに向けていろいろトライし、いいペースを見つけることもできました。Q1はベストを尽くし、2番手になることができました。そしてQ2へ進めたのですが、このセッションでは、すべてをうまくまとめることができませんでした。最終ラップの最終セクターで、コース上の渋滞に遭遇し、ベストタイムを出せませんでした。でもいいペースがあります。明日のレースではすばらしい結果を残せることを願っています

Stefan Bradl
Stefan Bradl 6
Repsol Honda Team
昨日はミスをすることなく、少し前進することができました。午前中はタイムを更新することができましたが、予選を想定した走りでは、スピードをつかむのに少し苦戦しました。しかし、Q1では一歩前進し、ポジションを上げることができました。引き続き、スピードを上げたいと思っています。レースプランはタイヤと状況をうまくコントロールすることです。一番の目標はレースを完走し、何ができるかを学ぶことです。レースでははっきりとした目標は立てていません。とにかくほかのライダーと走行したいと思います

Alex Marquez
Alex Marquez 73
LCR Honda CASTROL
今日は思ったような一日にすることができませんでした。しかし、いつものように100%で取り組み、すべてのコーナーでベストを尽くしました。常に限界を目指しました。残念ながらFP4で大きな転倒をしてしまい、予選を走ることができませんでした。かなり痛みはありましたが、幸いにも骨折はなく、よかったです。重要なのは明日レースに出られるということです。明日のウォームアップでフィーリングを再びつかむことに集中したいです


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