Practice
MotoGP 2022
Round 8

ポル・エスパルガロ10番手、マルク・マルケス12番手、中上貴晶13番手、アレックス・マルケス18番手。2日目のフリー走行と予選でHonda勢はタイム短縮とポジションアップに挑む

it Autodromo Internazionale del Mugello

第8戦イタリアGPのフリー走行は、終日、青空が広がる絶好のコンディションの中で行われ、Honda勢は着実にタイムを更新しましたが、思うような結果ではありませんでした。

ポル・エスパルガロ10番手、マルク・マルケス12番手、中上貴晶13番手、アレックス・マルケス18番手。2日目のフリー走行と予選でHonda勢はタイム短縮とポジションアップに挑む

Honda勢トップのポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)は、午前中のFP1で8番手につけると全体的にタイムが上がり大接戦となったFP2でも10番手につけてトップ10をキープしました。

FP1は、気温26℃、路面温度は33℃でしたが、FP2では気温が33℃まで上昇、路面温度も52℃まで上がりました。ライダーにもタイヤにも厳しい条件となりましたが、トップから15番手までが1秒差以内という大接戦となり、その厳しい戦いの中でエスパルガロは10番手でした。しかし、初日の結果と仕事には満足しておらず、土曜日のFP3と予選では今季初のフロントローとポールポジション(PP)を目指します。

マルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、今大会も苦戦のスタートとなりました。FP1では、マシンのセットアップが完全ではなく、トップから1.213秒差の19番手と出遅れましたが、FP2ではセットアップを進めて1.217秒タイムを短縮。総合12番手へとポジションを上げました。

マルク・マルケスは、7戦を終えて(2戦ケガのために欠場)、4位を最高位に総合10番手につけていますが、今シーズンは依然として表彰台を獲得していません。土曜日のFP3と予選では、初日のデータを基にセットアップを進め、開幕戦カタールGP以来のフロントロー獲得と今季初PP獲得に挑みます。

中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、チームのホームGPを迎え、その最初のセッションでトップタイムをマークし、チームのモチベーションを高めました。しかし、気温と路面温度が上がったFP2ではリアタイヤのグリップに苦戦。FP1のベストタイムを更新できず総合13番手へとポジションを落としました。2日目のFP3と予選では、この日のデータをしっかり分析し、第6戦スペインGPの7番グリッドを更新する意気込みです。

チームメートのアレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)は、FP1はトップから0.900秒差の13番手。FP2ではタイムを0.411秒短縮しましたが、全体的にタイムが上がったことで総合順位は18番手へとポジションを落としました。しかし、中上とともにムジェロは得意とするサーキット。今季のベストは第5戦ポルトガルGPの7番グリッドですが、チームのホームGPで今季ベストグリッドを獲得する意気込みです。

今大会、Honda勢はやや苦戦のスタートとなりましたが、2日目に向けて手応えあるFP2となり、2日目のばん回に期待されます。


Pol Espargaro
Pol Espargaro 44
Repsol Honda Team
今日はあまりいい日ではありませんでした。Hondaの中ではファステストでしたが、トップとはかなり離れています。タイム差を縮め、もっとよくしなければなりません。午後のFP2は難しいコンディションでしたが、もっと速くなれるようにと、一生懸命取り組み、少し前進することができました。問題を解決するためにチーム全員が全力で取り組んでいます。明日のコンディション次第では、状況がかなり変わると思います。今日はフロントにハード、リアにミディアムで走りました。最後のアタックはリアにソフトを入れましたが、何がベストなのかを考えなければなりません

Marc Marquez
Marc Marquez 93
Repsol Honda Team
FP1はかなり苦戦しました。そのため正しいラインを探し、限界を理解することに集中しました。午後のFP2はプッシュすることができたし、一歩前進することができました。明日がどうなるか様子を見たいと思いますが、もう一歩前進しなければなりません。今のところトップとはかなり離れています。コーナリングとライディングに苦戦していますが、がんばります。コンディションが変わることもあるので、何が起きてもおかしくありません。明日に向けてマシンのバランスを理解しなければなりません。そしていくつか別のことにも取り組まなければなりません

Takaaki Nakagami
Takaaki Nakagami 30
IDEMITSU Honda LCR
今日は少し複雑でした。午前中のFP1はかなり順調にセッションを進めることができましたが、午後は路面温度が上がり、リアグリップとマシンの安定性に苦戦しました。そのため全体的にかなり厳しい内容でした。明日の午前中に行われるFP3で改善できるようにがんばります。気温が低いときはポテンシャルの高い走りができています。明日はいいラップタイムを出して、Q2へ進めるようにがんばります

Alex Marquez
Alex Marquez 73
LCR Honda CASTROL
今日のステップには、とても満足しています。午前中はフィーリングもペースもよかったです。ムジェロではいつも元気よく走ることができます。しかし、午後は予想通り、暑いコンディションとなり、リアのセットアップに苦戦しました。これは前戦フランスGPも同じでしたが、日曜日は幸いにも気温が下がりそうなので、この点に集中しなければなりません。明日は引き続き、暑いコンディションに合わせたマシンの改良に集中して、さらにステップアップを図らなければなりません


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