Honda勢トップのポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)は、午前中のFP1で8番手につけると全体的にタイムが上がり大接戦となったFP2でも10番手につけてトップ10をキープしました。
FP1は、気温26℃、路面温度は33℃でしたが、FP2では気温が33℃まで上昇、路面温度も52℃まで上がりました。ライダーにもタイヤにも厳しい条件となりましたが、トップから15番手までが1秒差以内という大接戦となり、その厳しい戦いの中でエスパルガロは10番手でした。しかし、初日の結果と仕事には満足しておらず、土曜日のFP3と予選では今季初のフロントローとポールポジション(PP)を目指します。
マルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、今大会も苦戦のスタートとなりました。FP1では、マシンのセットアップが完全ではなく、トップから1.213秒差の19番手と出遅れましたが、FP2ではセットアップを進めて1.217秒タイムを短縮。総合12番手へとポジションを上げました。
マルク・マルケスは、7戦を終えて(2戦ケガのために欠場)、4位を最高位に総合10番手につけていますが、今シーズンは依然として表彰台を獲得していません。土曜日のFP3と予選では、初日のデータを基にセットアップを進め、開幕戦カタールGP以来のフロントロー獲得と今季初PP獲得に挑みます。
中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、チームのホームGPを迎え、その最初のセッションでトップタイムをマークし、チームのモチベーションを高めました。しかし、気温と路面温度が上がったFP2ではリアタイヤのグリップに苦戦。FP1のベストタイムを更新できず総合13番手へとポジションを落としました。2日目のFP3と予選では、この日のデータをしっかり分析し、第6戦スペインGPの7番グリッドを更新する意気込みです。
チームメートのアレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)は、FP1はトップから0.900秒差の13番手。FP2ではタイムを0.411秒短縮しましたが、全体的にタイムが上がったことで総合順位は18番手へとポジションを落としました。しかし、中上とともにムジェロは得意とするサーキット。今季のベストは第5戦ポルトガルGPの7番グリッドですが、チームのホームGPで今季ベストグリッドを獲得する意気込みです。
今大会、Honda勢はやや苦戦のスタートとなりましたが、2日目に向けて手応えあるFP2となり、2日目のばん回に期待されます。