Qualifying
MotoGP 2022
Round 1

マルク・マルケス3番手。開幕戦でフロントローを獲得する。ポル・エスパルガロが6番手。Repsol Honda Teamの2人が好位置から決勝に挑む。

qa Lusail International Circuit

朝から強い風が吹き、厳しいコンディションとなったカタールGPの予選は、フリー走行で総合2番手につけたマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、Q2でも3番手タイムをマーク。昨年のアメリカズGP以来、4戦ぶりにフロントローを獲得しました。

マルク・マルケス3番手。開幕戦でフロントローを獲得する。ポル・エスパルガロが6番手。Repsol Honda Teamの2人が好位置から決勝に挑む。

終日、強い風が吹き、舞い上がった砂がコース上にふきつけるコンディションとなりましたが、マルク・マルケスは大きく進化したRC213Vのパフォーマンスをさらに引き出すことに成功。FP3ではタイムを更新できませんでしたが、FP4では1分54秒台で連続ラップを刻みました。 

その後に行われたQ2では、気温が下がり、一段と風が強まる中で大接戦が繰り広げられ、Q1からQ2に進出した2台を含めた12台すべてが1分53秒台をマークする大接戦となりました。その中でマルク・マルケスはトップから0.272秒差の3番手と決勝に向けて好グリッドを獲得しました。 

チームメートのポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)は、悪コンディションの中で1分53秒803をマーク。前日の1分53秒963を更新し、9番手から6番手へとポジションを上げ、ダイレクトでQ2進出を果たしました。続く、Q2でも1分53秒346とさらにタイムを短縮。6番手をキープしました。 

ポル・エスパルガロは、リアブレーキとリアタイヤを積極的に使えるようになったことで、今大会もRC213Vのパフォーマンスを確実に引き出すことに成功しました。その効果もあって、フロントロー3番手につけたマルク・マルケスとの差は、わずか、0.063秒。昨年のエミリア=ロマーニャGP以来の両選手同時表彰台獲得が期待されます。 

初日12番手の中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、悪コンディションの影響もあり、FP3でタイムを更新することができず13番手に後退。Q1からの予選となり、セッション開始から接触的にアタックしましたが、Q1で6番手に終わり、16番手でグリッドが確定しました。今大会の課題は新品タイヤでタイムを出せないこと。日曜日のウォームアップでさらにセットアップに挑みます。 

チームメートのアレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)もコンディションの悪化でタイムを更新することができず、FP3では一つポジションを落とし17番手へと後退。Q1では8番手に終わり、18番グリッドが確定しました。 

中上貴晶、アレックス・マルケスともに、走りの内容はグリッドの数字以上のもので、決勝では追い上げのレースに期待されます。


Marc Márquez
Marc Márquez 93
Repsol Honda Team
2列目までに並ぶことはとても重要です。今大会の目標も2列目までのグリッドを獲得することでした。カタールは、僕のライディングスタイルにはあまり合わないのですが、FP4ではフィーリングがよくなり前進することができました。今日の結果はうれしいですが、重要なのは決勝です。現状では、僕たちは最速のライダーではありません。もちろんまだ仕事に取り組む時間があるので、決勝に向けて改善に挑みます。FP4のペースはとてもよかったと思います。このサーキットは風が吹くと、砂と湿度でコンディションが大きく変わることがあります。日曜日がどうなるか楽しみです。興奮しています 

Pol Espargaro
Pol Espargaro 44
Repsol Honda Team
正直、わずかな差でフロントローを逃し、残念です。でも、もっと広い視野で見なければなりません。ミスをしてもフロントローにこれだけ近いのだから、これは進歩していることを証明しています。2列目を獲得できたし、全体的にはとてもいい日でした。マシンのフィーリングに興奮し過ぎないようにしました。落ち着いて、1年の最初の一歩を踏み出しました。明日のレースではどんな展開が待っているのか楽しみです。何が起きてもおかしくはありません 

Takaaki Nakagami
Takaaki Nakagami 30
IDEMITSU Honda LCR
今日のQ1は6番手でした。FP4でとてもいいレースペースがあり、2番手タイムを出しました。これは明日のレースへ向けていい兆候です。でも残念ながら予選で大きく前進することができませんでした。新品のタイヤで少し苦戦しています。どこでタイムを落としているのか理解する必要があります。でもいいレースペースがあるので、いいスタートを切り、安定したラップを刻めることを願っています。明日はすばらしい追い上げをして、開幕戦でいいポジションでフィニッシュしたいです。マシンのフィーリングはいいです。チームと一生懸命がんばります 

Alex Márquez
Alex Márquez 73
LCR Honda CASTROL
昨日の2度の転倒の影響で今日はフロントのフィーリングに苦戦しました。まだうまくマシンが曲がりません。少し不思議な感じです。今日はすべてを変えてみました。でも、思ったようなフィーリングになりませんでした。まだ、チャンピオンシップは始まったばかりです。明日はレースウイークで最も重要な決勝です。いいスタートを切って、いいフィーリングをつかみたいです。レースを楽しみたいです。これが一番の目標です。明日はベストを尽くし、100%の力を出します。そして再び自信をつけたいです。シーズンをいい形でスタートできるように、明日はいいレースにしなければなりません 



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