Race
Moto2 2022
Round 19
小椋が最終ラップで痛恨の転倒リタイア。9.5ポイント差で最終戦へ
Sepang International Circuit
総合首位につける小椋藍(IDEMITSU Honda Team Asia)が、タイトル獲得の可能性もある中でポールポジションから挑んだ決勝レース。スタートから最終ラップまで、予選2番手のトニ・アルボリーノ(Elf Marc VDS Racing Team)との一騎打ちとなり、小椋は最終ラップの9コーナーでトップに出た直後、フロントから転倒を喫し、リタイアに終わりました。
今大会、セットアップが順調に進み、フリー走行、予選でトップタイムをマークしました。そして迎えた決勝レースも、フリー走行、予選で積み上げてきた走りを再現し、レース中盤にはアルボリーノを抜いて首位に浮上しますが、その後、シフトミスで再度抜かれ、最終ラップのバトルへと発展しました。
あとコース半周でチェッカーでしたが、小椋は惜しくも転倒リタイアに終わりました。これで小椋の3.5ポイントリードは、今大会4位でフィニッシュしたアウグスト・フェルナンデス(Red Bull KTM Ajo)の9.5ポイントリードに変わり、決着は最終戦へと持ち越されました。
小椋の転倒リタイアで、アロンソ・ロペス(Beta Tools Speed Up)が2位、ジェイク・ディクソン(Inde GASGAS Aspar Team)が3位でした。
予選7番手から決勝に挑んだソムキアット・チャントラ(IDEMITSU Honda Team Asia)は、スタート直後の2コーナーで多重クラッシュの犠牲になり、リタイアとなりました。今大会はチームメートの小椋のサポートをしたいと気合を入れていただけに、残念な結果でした。