小椋藍が18番グリッドから追い上げ9位フィニッシュ
Moto2クラスは、18番グリッドから決勝に挑んだ小椋藍(IDEMITSU Honda Team Asia)が9位でフィニッシュしました。
今大会、小椋は開幕戦カタールGPの19番手に次ぐワーストグリッドからのレースとなりました。しかし、周回するごとに確実にポジションを上げました。9周目にはポイント圏内へ、17周目にはトップ10入りを果たし、最後は9位でフィニッシュしました。これで小椋は、16戦中12回目のトップ10フィニッシュを果たしました。
チームメートのソムキアット・チャントラ(IDEMITSU Honda Team Asia)は、予選10番手からオープニングラップに5番手に浮上。今季ベストリザルトが期待されましたが、6番手を走行していた7周目に他車と接触して転倒リタイアに終わりました。
残念な結果に終わったチャントラですが、トップグループで戦えたことは大きな自信になりました。残る2戦での走りに注目されます。
優勝したのはサム・ロース(Elf Marc VDS Racing Team)で今季3勝目。2位にはアウグスト・フェルナンデス(Elf Marc VDS Racing Team)が今季5回目の表彰台を獲得しました。予選3番手からロングラップペナルティーで14番手までポジションを落としましたがすばらしい追い上げを見せました。後半、首位に立ったアーロン・カネット(Aspar Team Moto2)が3位。カネットも今季5回目の表彰台獲得となりました。
以下、チェレスティーノ・ヴィエッティ(SKY Racing Team VR46)が今季ベストの4位、ホルヘ・ナバロ(+EGO Speed Up)が5位、ステファノ・マンシィ(Flexbox HP40)が今季ベストの6位でフィニッシュしました。
総合首位のレミー・ガードナー(Red Bull KTM Ajo)が7位でフィニッシュ。タイトルに王手をかけました。ガードナーは14番グリッドからすばらしい追い上げを見せましたが、チャントラと接触。チャントラが転倒したことでロングラップペナルティーが科せられましたが、その後も粘り強い走りを見せて7位でフィニッシュしました。
一方、チャンピオン争いを繰り広げるチームメートのラウル・フェルナンデス(Red Bull KTM Ajo)は、首位に浮上した15周目に転倒リタイア。その結果、首位ガードナーと2位のラウル・フェルナンデスの差は、9点から18点に広がりました。
8位にファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Federal Oil Gresini Moto2)、9位に小椋と続きました。