小椋藍がポールポジションを獲得
Moto2クラスは、総合首位で今大会タイトル獲得の可能性がある小椋藍(IDEMITSU Honda Team Asia)が、今季3回目のPPを獲得しました。初日は5番手。FP1がドライ、FP2がウエットになり、FP1からFP2にかけてマシンのセッティングを変更した小椋にとっては不完全燃焼の一日となりましたが、FP3では、変更したセッティングの効果もあり総合首位に浮上。予選Q2では、フリー走行の走りを見事に再現し、フリー走行でマークした2分06秒635を更新、2分06秒405をマークしてPPを獲得しました。
前戦オーストラリアGPでは、風雨と寒さに苦戦して今季ワーストリザルトの11位でした。今大会はその悔しさをぶつける意気込みです。
今大会、小椋のタイトル獲得の条件は、小椋が優勝し、総合2位のアウグスト・フェルナデスが13位以下というものですが、「オーストラリアGPが最悪だったので、とにかく気持ちよく走りたい」と今季4勝目を目指します。
2番手はトニ・アルボリーノ(Elf Marc VDS Racing Team)、3番手に総合3位のアーロン・カネット(FLEXBOX HP 40)、4番手にジェイク・ディクソン(Inde GASGAS Aspar Team)、5番手にマヌエル・ゴンザレス(Yamaha VR46 Master Camp Team)、6番手には、総合2位で小椋とタイトルを争うアウグスト・フェルナンデス(Red Bull KTM Ajo)でした。
今大会、風邪で体調を崩しているソムキアット・チャントラ(IDEMITSU Honda Team Asia)は7番手でした。チャントラは初日のFP1で6番手。ウエットになったFP2では6番手と好調だったこともあり、初日のFP2を途中で切り上げて体調回復につとめました。2日目も依然として風邪の状態が続いていますが、着実にタイムを更新し、決勝では今季5回目の表彰台獲得に挑みます。