IAS 決勝
IAS 2026
Round 5

武田が2位、小川が3位でともに表彰台を獲得

jp 灰塚ダムトライアルパーク

9月13日(日)、全日本トライアル選手権(JTR)の第5戦が灰塚ダムトライアルパーク(広島県)で開催されました。

武田が2位、小川が3位でともに表彰台を獲得

今夏、日本各地が災害級の豪雨に見舞われた中、灰塚ダムトライアルパークのある三次市は比較的安定した天候に恵まれていました。第5戦が行われたこの日も、当初は蒸し暑い気候ながらトライアル日和の一日になると思われましたが、大会終盤の降雨でセクションの様相は一変。雨があっという間に岩肌をツルツルにした後、しばらくして雨は止み、再び路面が乾いていきました。最終的には、この難しいコンディションの変化をどう攻略するかがカギとなりました。

前日の下見を終えた国際A級スーパー(IAS)クラスの各ライダーは、すべてのセクションでクリーンが可能な、減点数の少ない神経戦になると予想しました。しかし1ラップ目を最小減点で切り抜けたライダーは皆無に近く、多くのライダーが減点を重ねていきました。

武田呼人(TEAM MITANI Honda)は1ラップ目を2番手で終えましたが、3つの5点で減点は17点。トップとは12点差で折り返しました。チームメートの小川友幸は5セクション連続の5点で1ラップ目は減点29点。6番手と苦しい展開から2ラップ目での追い上げを狙いました。

1ラップ目の第5セクションは全員が5点で、それ以外の多くのセクションもちょっとしたミスで5点となってしまう設定でした。クリーンか5点か。ライダーの気持ちと結果の浮き沈みが激しい試合展開でした。

激しい雨に見舞われたのは、IASの各ライダーが2ラップ目の終盤に差しかかるころでした。15~30分ほど雨が降り、コンディションは激変。濡れてツルツルになった岩の上に滑る土が乗っかり、さらに走破が難しくなりました。

武田は第6セクションから3連続の5点を献上し、最終セクションも5点として10セクション2ラップを終了しました。ここまでの減点は38点。トップとは5点差でした。

一方、小川は2ラップ目で状況を大きく改善できました。クリーンこそ多くはありませんでしたが、5点は第7セクションの1つのみ。雨が降りセクションが難しくなったことで、ベテランの経験を活かした小川の走破力が光りました。1ラップ目の6番手から、2ラップ目はトップスコアをマークして3番手まで浮上。トップとの点差は8点でした。

残るは2つのSS(スペシャルセクション)。ダイナミックな設定が施された人工物中心の高難度なセクションでしたが、この時点で雨は上がり、路面や岩の表面も乾いてきていました。SSに進出した10人のライダーの多くは、この2つのSSをクリーンで突破していきます。武田、小川の両者も2つのセクションを華麗にクリーンし、表彰台圏内のポジションをキープしました。計算上は土壇場での逆転優勝の可能性もありましたが、その期待は次回へ持ち越し。今回は2人が2位と3位でそろって表彰台に立ち、コンディションの変化が大きかった一日を締めくくりました。

次戦は10月11日(日)、スポーツランドSUGO(宮城県)で第6戦が開催されます。


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武田 呼人
武田 呼人 7
TEAM MITANI Honda
とっても悔しいです。うまくいけばクリーン、ミスで5点という予想でしたが、その通りの結果となってしまいました。狙いすぎでもったいない5点が2つほどありました。1ラップ目に全員が5点になった第5セクションも、自分に合った見切り方ができなくて悔しい結果になりました。いい走りができたところもあるのですが、全体的に手堅い走りができませんでした。自滅した試合展開になってしまったので、とても悔しい思いです。残り3戦、この悔しさを晴らせるよう、精一杯頑張って、結果を残したいと思います。 

小川 友幸
小川 友幸 8
TEAM MITANI Honda
2戦連続で表彰台を獲得できて「ようやくここまできた」という気がします。ただ、ここから先、さらに上を目指すとなると、身体を完全に仕上げきらないと厳しいと感じています。今回も、私だけ行けなかったセクションがありましたが、かつては私しか行けないステアでした。それに今は歯が立たない状況です。頭の中には行けるイメージがありその通りにトライをするのですが、身体があるべきアクションを起こせません。痛みがあるのと、筋力が落ちているのでしょう。そんな中でも、2ラップ目はベストに近かったと思います。それに比べると、1ラップ目はドライコンディションであの結果ですから、なんとかやりようがあったと思うことしきりです。ただ、あと10点減点を減らせていれば優勝スコアになるわけなので、優勝も見えるところにあるとは考えています。あと3戦、状況を少しでも改善して、挑んでいきたいと思います。 

IAS 決勝リザルト

Pos.

Num

ライダー

マシン

総減点

クリーン数

1

2

氏川 政哉

YAMAHA

34

14

2

7

武田 呼人

Honda

38

13

3

8

小川 友幸

Honda

41

9

4

4

野崎 史高

YAMAHA

43

11

5

5

柴田 暁

TRRS

48

9

6

3

小川 毅士

Beta

51

7

7

6

久岡 孝二

Honda

58

7

9

9

田中 善弘

Honda

79

4


IAS ポイントランキング

Pos.

Num

ライダー

マシン

総合ポイント

1

2

氏川 政哉

YAMAHA

115

2

7

武田 呼人

Honda

85

3

5

柴田 暁

TRRS

78

4

3

小川 毅士

Beta

70

5

8

小川 友幸

Honda

62

7

6

久岡 孝二

Honda

53

9

9

田中 善弘

Honda

38


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