IAS 決勝
IAS 2024
Round 7

RTL ELECTRICを駆る藤波が2連勝し、小川は2位表彰台獲得で総合ランキング首位に

jp スポーツランドSUGO

10月27日(日)、全日本トライアル選手権(JTR)第7戦の宮城・SUGO大会がスポーツランドSUGOで開催されました。第6戦から国際A級スーパー(IAS)クラスに参戦している藤波貴久(Team HRC)は、電動トライアルバイクのプロトタイプマシンであるRTL ELECTRICをデビューさせた前戦に続いて、今大会も元世界チャンピオンの実力を遺憾なく発揮。見事な2連勝となりました。総合ランキングでも8位に浮上し、1週間後に開催が予定されている最終戦、シティ・トライアル・ジャパン大会への出場権も獲得しました。

RTL ELECTRICを駆る藤波が2連勝し、小川は2位表彰台獲得で総合ランキング首位に

今大会は、減点数の少ない接戦になるのではないかと予測されていました。最もうまくいった場合、すべてのセクションをクリーンで抜けることも不可能ではなく、一度でも足をつけば勝機を失いかねません。

レース開始早々、第3セクションで藤波が1点を失ってしまいます。痛い減点でしたが、その後はライバルが少しずつ減点を増やしていく中、藤波は1ラップ目を減点3点で折り返しました。1ラップ目に2番手につけたのは黒山健一(ヤマハ)で減点7点。減点10点の小川友幸(TEAM MITANI Honda)が3番手となりました。黒山と小川は、氏川政哉(ヤマハ)とともに3人で僅差の総合ランキングのトップ争いを展開中です。

2ラップ目、藤波はオールクリーンこそなりませんでしたが、減点を2点に減らしてゴール。スタートが早い藤波は、ゴール後に続くライバルの動向を待つことになりました。1ラップ目に2番手だった黒山は、2ラップ目終盤に連続で5点の減点を喫して3番手に。そして、2ラップ目を減点5点でまとめ、ここまでのトータルを減点15点に収めた小川友幸が2番手に上がりました。

残るはコンクリートブロックで構成された2つのスペシャルセクション(SS)。1つのセクションを行きと帰り、往復で走る設定です。前回の第6戦では大差で勝利をしたものの、SSは2つとも減点5点だった藤波は、今大会のSSをなんとしてもクリーンで攻略すると誓っていました。2番手の小川友幸との点差は10点。藤波がどちらかのセクションを5点の減点とならずに抜ければ、藤波の勝利が決まる点差です。

SSは、2ラップを終えた時点での10番手の選手から順にSS1、SS2へ挑戦していきます。SS1では、最初の2人が減点5点、次の2人が減点3点で抜け、この後に挑戦するトップグループにクリーンの期待が集まりました。氏川が減点5点、続く小川毅士(ベータ)が減点1点で抜けた後、黒山は痛恨の減点5点となりました。これで順位が逆転し、小川毅士が3番手に浮上します。

黒山の次に挑戦した小川友幸が2点の減点となり、この時点で藤波の勝利が決定しました。丸いヒューム管や、一瞬のタイミングの乱れも許さないブロックの組み合わせなど、減点を取ってしまうポイントが随所にある中、最後に挑戦した藤波は一つずつ丁寧に走破。ここまでの9人が誰もなしえなかったクリーンを叩き出しました。

そして、SS2を前に小川友幸の2位表彰台も確定し、Hondaの1-2フィニッシュが決まりました。ファンの興味の焦点は、藤波と小川友幸がSS2をいかに攻略するか、という点に当てられます。3位を争う小川毅士と黒山がそれぞれ減点1点で抜けた後、Hondaのエンジンバイク、そして電動バイクに乗る小川友幸と藤波の2人は、ともに美しいクリーンをみせて、この大会で有終の美を飾りました。

最終戦のシティ・トライアル・ジャパン大会を前に、総合ランキングのトップは107ポイントで小川友幸となり、3ポイント差で黒山、9ポイント差で氏川が続きます。藤波は2回の優勝で50ポイントを獲得し、総合ランキング8位につけて最終戦に臨みます。


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藤波 貴久
藤波 貴久 27
Team HRC
オールクリーンを目標としていたのですが、簡単ではないことは把握していました。しかし1ラップ目の第3セクションで、マシンの方向を変えた時に石に当たって足が出てしまったのは大きな不覚でした。1点の減点が勝敗を決めると想定していたので、これにはかなり動揺しました。それでもライバルの動向が分かってきて、自分の走りに戻すことができました。それまでは緊張でガチガチでした。ともかく、これで2連勝です。前戦から2週間、しっかりマシンと向き合う時間が取れて、マシンとのコンビネーションも上がってきていたのでよかったです。次のシティ・トライアル・ジャパン大会も頑張ります。

小川 友幸
小川 友幸 1
TEAM MITANI Honda
コンディションはまだ万全ではなく、走りも絶好調ではなかったのですが、その中ではまずまずの結果と内容だったと思います。1ラップ目に減点5点を取ってしまうこともありましたが、今大会を2位で終えられたことは、大きな結果だと思います。総合ランキング争いでもトップを取り戻しましたが、まだまだ僅差での戦いが続いているので、勝負はやはり最終戦となります。いつもと違って人工セクションのシティ・トライアル・ジャパン大会では、過去もそうだったように、なにが起きるか分からないので、集中してしっかり戦っていければと思っています。

IAS 決勝リザルト

Pos.

Num.

ライダー

マシン

総減点

クリーン数

1

27

藤波 貴久

Honda

5

17

2

1

小川 友幸

Honda

17

16

3

5

小川 毅士

Beta

25

12

4

3

黒山 健一

ヤマハ

26

13

5

2

氏川 政哉

ヤマハ

31

15

6

7

久岡 孝二

Honda

42

9

9

8

武井 誠也

Honda

67

7

11

10

田中 善弘

Honda

70

3

14

20

浦山 瑞希

Honda

78

2


IAS ポイントランキング

Pos.

Num.

ライダー

マシン

総合ポイント

1

1

小川 友幸

Honda

107

2

3

黒山 健一

ヤマハ

104

3

2

氏川 政哉

ヤマハ

98

4

5

小川 毅士

Beta

79

5

6

柴田 暁

TRRS

65

6

18

武田 呼人

GASGAS

59

8

27

藤波 貴久

Honda

50

9

7

久岡 孝二

Honda

49

11

8

武井 誠也

Honda

36

12

10

田中 善弘

Honda

31

15

20

浦山 瑞希

Honda

9


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