IAS 決勝
IAS 2024
Round 4

小川が国際A級スーパークラスで6位に

jp わっさむサーキット

7月14日(日)、全日本トライアル選手権(JTR)第4戦が北海道上川郡わっさむサーキットで開催されました。今回はメインクラスの国際A級スーパー(IAS)に加えて、国際A級(IA)、国際B級、レディース、オープントロフィーNAの全5クラスが争われました。

小川が国際A級スーパークラスで6位に

暑い一日となりましたが、湿度が低くカラッとした北海道らしい晴天で、じめじめした猛暑の地から遠征してきた選手たちは、汗をかきながらも爽快感を味わっていました。

高難度のセクションと、クリーンを狙わなければいけないセクションの両極端な設定で、試合をどうコントロールするのかという点でも、選手の腕のみせどころとなりました。

17名のライダーが参加した国際A級スーパークラスは、開幕2連勝から一転して第3戦で5位となった小川友幸(TEAM MITANI Honda)が、ここで本来の実力を発揮して流れを戻したいところ。しかし第2セクションで減点5となると、第3で減点1、第4、第5では連続で減点5と、苦しい戦いになりました。その後、第9セクションを減点5点で終えた小川は、1ラップ目の減点を22点として、試合の折り返し時点で7番手の順位に。本来の小川の実力が発揮されない順位となりました。

2ラップ目の小川は、1ラップ目の失敗を修正してトライを重ねます。このラップでの減点は11点で、2ラップ目に限れば3番手の成績でした。しかし1ラップ目の減点が大きく、順位を上げるには至りません。10セクション2ラップを、小川は33点、7番手で終えて、スペシャル・セクション(SS)に臨みました。6番手までは2点差、5番手までは4点差、4番手までは9点差です。

10人が走るSSは、大岩の乗ったブロックが最後に待ち受けている高難度のSS第1と、第10セクションを手直しして作られているため感触はつかみやすいものの、新たな難関として演出されているSS第2です。

SS第1は15歳の黒山陣(シェルコ)が減点1で通過したことで、難セクションではあるものの、攻略可能であることが分かりました。黒山の次にトライすることになった小川は、わずかに狙ったラインを外し、減点1で通過となりました。次にトライした武田呼人(ガスガス)が大岩の攻略に失敗して減点5となり、小川は武田と順位を入れ替えて6番手に浮上しました。

その後、黒山健一(ヤマハ)、柴田暁(TRRS)がクリーンしたことで、小川の逆転のチャンスは狭まりました。暫定トップから3番手までが全員5点になったことで上位争いは混とんとしてきますが、小川としては少しでも上位を狙うのが、総合ランキング争いに向けての一番の課題です。

SS第2のトップバッターは久岡孝二(HRCクラブMITANI)がクリーン。続く9人には大きなプレッシャーになりました。

しかし久岡のクリーンは、切れのある走りから得られたもので、なかなか全員がまねできるものではありませんでした。小川はブロックに斜めから飛びつくポイントで減点1となりました。しかし、その後武田が再び5点となったことで、小川は6位の座をキープして試合を終えることになりました。

総合ランキングでは、ここまでの1位から2位へと順位を下げ、トップとの差は5ポイント差。小川は、残り4戦で巻き返しと連覇記録の更新を狙います。

次戦は9月1日(日)、広島・三次灰塚大会です。


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小川 友幸
小川 友幸 1
TEAM MITANI Honda
残念な結果となりました。フィジカルについては、ずっと抱えている問題がありますが、そこは対策をきちんとして、その上で戦えるように準備をしてきているので、特に今回フィジカルの問題があったということではありません。ただ、マシンの調整をパーフェクトにもっていけず、自分の走りとのコンビネーションを図ることができなかったのが、今回の敗因になってしまいました。これまで、自分しかいけないセクションがいくつかあって、それで勝利をもぎ取っていたのですが、今回はそれが全く逆になってしまいました。これでは勝てません。総合ランキング争いでは苦しい戦いとなりましたが、逆にいえば、昨年はこの大会の時点でもっと大きなポイント差がついていました。それを考えれば、今年はまだ戦況は悪くないともいえるわけですから、ここから巻き返してチャンピオンを目指します。マシンがしっかり仕上げられれば、ほかには問題はないので、残りの4戦にご期待ください

IAS 決勝リザルト

Pos.

Num.

ライダー

マシン

総減点

クリーン数

1

2

氏川 政哉

ヤマハ

17

15

2

4

野崎 史高

ヤマハ

28

13

3

5

小川 毅士

Beta

29

14

4

6

柴田 暁

TRRS

29

13

5

3

黒山 健一

ヤマハ

29

13

6

1

小川 友幸

Honda

35

11

9

7

久岡 孝二

Honda

56

8

10

8

武井 誠也

Honda

60

7

11

10

田中 善弘

Honda

62

6

12

20

浦山 瑞希

Honda

73

2


IAS ポイントランキング

Pos.

Num.

ライダー

マシン

総合ポイント

1

2

氏川 政哉

ヤマハ

76

2

1

小川 友幸

Honda

71

3

3

黒山 健一

ヤマハ

71

4

4

野崎 史高

ヤマハ

56

5

5

小川 毅士

Beta

53

6

6

柴田 暁

TRRS

46

8

7

久岡 孝二

Honda

31

9

8

武井 誠也

Honda

24

11

10

田中 善弘

Honda

20

17

20

浦山 瑞希

Honda

4


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