氏川政哉、惜しくも初優勝を逃し2位表彰台、小川友幸は4位でシーズンを終える
前日に続く2日間制の最終戦。この日は8セクション2ラップにSSが2セクションと、いつもの大会スタイルに戻して開催されました。
前日の大会で自身初のオールクリーンを達成してチャンピオンを決めた小川友幸(TEAM MITANI honda)ですが、この日はセクション設定が見直されて、難易度が高められていました。2日続けてのオールクリーンはさすがに無理そうで、足をつきながらマシンを進める姿が見受けられます。
1ラップ目、小川は2位、氏川政哉(TEAM MITANI Honda)が小川と同点の3番手につけ、2ラップ目以降の逆転を狙います。2ラップ目1番手の黒山健一(ヤマハ)は減点13点。小川、氏川とは2点差です。
2ラップ目。好調だったのは氏川でした。5点は第9セクションの一つのみ、8セクション中クリーン5をマーク。2ラップを終えて減点24でトップに躍り出ました。2番手は黒山で27点、小川は31点で3番手につけました。小川に1点差で柴田暁(ヴェルティゴ)が追いかけてきます。SSを前に、計算上、優勝のチャンスがあるのはこの4人でした。
SSは一つ目が人工構造物を組み合わせた人工セクション、SS2が第3セクション横の岩がごろごろと点在する斜面に設定されていました。どちらも、なかなかの難セクションです。ここでなんと、氏川、小川がともに失敗の5点。黒山がSS2を1点、柴田がSS2を2点で抜けたことで、氏川は勝利を逃して2位となり、小川は3位を逃して4位となって、試合を終えることになりました。
氏川は開幕戦の九州大会で勝利まであと一歩の2位となってシーズンをスタートさせましたが、最終戦でも勝利まであと一歩の2位でTEAM MITANI Honda初年度シーズンを終了しました。
この日の大会の結果で、氏川はランキング3位を獲得。ゼッケン5番から、2022年シーズンはゼッケン3番をつけて戦うことになります。
決勝リザルト
Pos. | Num. | ライダー | マシン | 総減点 | クリーン数 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 3 | 黒山健一 | ヤマハ | 30 | 8 |
2 | 5 | 氏川政哉 | Honda | 34 | 7 |
3 | 6 | 柴田暁 | ヴェルティゴ | 39 | 7 |
4 | 1 | 小川友幸 | Honda | 41 | 7 |
5 | 4 | 小川毅士 | Beta | 56 | 6 |
6 | 7 | 久岡孝二 | ヤマハ | 56 | 4 |
9 | 10 | 斎藤晶夫 | Honda | 69 | 1 |
11 | 12 | 藤原慎也 | Honda | 67 | 0 |
13 | 9 | 武井誠也 | Honda | 71 | 1 |
IAS ポイントランキング
Pos. | Num. | ライダー | マシン | 総合ポイント |
1 | 1 | 小川友幸 | Honda | 113 |
2 | 3 | 黒山健一 | ヤマハ | 97 |
3 | 5 | 氏川政哉 | Honda | 73 |
4 | 2 | 野崎史高 | ヤマハ | 69 |
5 | 6 | 柴田暁 | ヴェルティゴ | 65 |
6 | 4 | 小川毅士 | Beta | 53 |
8 | 10 | 斎藤晶夫 | Honda | 33 |
10 | 9 | 武井誠也 | Honda | 27 |
11 | 12 | 藤原慎也 | Honda | 25 |