全日本トライアル選手権
【2020シーズン総集編】小川友幸が8年連続10回目のタイトルを獲得
2020年の全日本トライアル選手権IASクラスの開幕戦は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、当初の予定から約半年遅れで開催。
1カ月半の間に全4戦を予定していたが、第2戦が台風の影響で中止となり、3大会でチャンピオンが決まる異例の短期決戦となった。
8年連続10回目のチャンピオンを目指す小川友幸(TEAM MITANI Honda)は開幕戦となった関東大会では1ラップ目後半の連続5点が尾を引き優勝までわずか2点差で2位となった。
第2戦は中止となり、第3戦東北大会でも小川は僅差で2位。ランキングトップと1ポイント差で最終戦となる第4戦を迎えることとなった。
第4戦近畿大会は会場に集まる人数の制限から、無観客試合として開催された。優勝者がそのままチャンピオンとなる緊迫した展開の中で小川はラップ1の第6セクション、第9セクションで5点を出し、1ラップ目を終えた時点で3番手のポジションに。それでも2ラップ目は全10セクションを6点で回り、2ラップを終えてライバルと1点差をつけてトップに立ち、スペシャルセクション(SS)に挑んだ。
SSでライバルが2点を出し、対する小川は1点に抑えたことで、最終戦の優勝と、8年連続10回目のチャンピオンを獲得した。
Race Reports
Points
順位 | ライダー | マシン | 総合 | 1 | 2 | 3 | 4 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 小川友幸 | Honda |
54 | 17 | 17 | 20 | |||
2 | 野崎史高 | ヤマハ | 50 | 20 | 15 | 15 | |||
3 | 黒山健一 | ヤマハ | 47 | 10 | 20 | 17 | |||
4 | 小川毅士 | ベータ | 37 | 15 | 11 | 11 | |||
5 | 氏川政哉 | ガスガス | 37 | 11 | 13 | 13 | |||
6 | 柴田暁 | ヴェルティゴ | 33 | 13 | 10 | 10 | |||
9 | 武井誠也 | Honda |
21 | 5 | 9 | 7 | |||
10 | 斎藤晶夫 | Honda |
20 | 8 | 4 | 8 | |||
14 | 寺澤慎也 | Honda |
4 | 4 | |||||
19 | 砂田真彦 | Honda |
1 | 0 | 1 | 0 |