荒川が今季2勝目、渡辺が2位で3年連続チャンピオンを決める
全日本ロードレース選手権第8戦ST1000クラスの決勝が10月15日(日)に行われました。タイトル争いがし烈なST1000クラスの総合ランキングトップに立っているのは、77ポイントを獲得している國峰啄磨(TOHO Racing)。2位は76ポイントの榎戸育寛(SDG Motor Sports RT HARC-PRO.)、3位は74ポイントの渡辺一馬(Astemo Honda Dream SI Racing)と、上位3名が僅差となっていました。
予選で渡辺がレコードを更新してポールポジションを獲得。榎戸が2番グリッド、3番グリッドに荒川晃大(MOTO BUM HONDA)、4番グリッドに高橋巧(JAPAN POST HondaDream TP)、5番グリッドに國峰、7番グリッドに高橋裕紀(JAPAN POST HondaDream TP)がつけました。
12周で争われた決勝は榎戸のホールショットで始まりました。それを、荒川、高橋裕紀、國峰が続きます。130Rで高橋裕紀が2番手に浮上しますが、荒川がシケインで2番手を奪い返し、オープニングラップは、榎戸、荒川、高橋裕紀となりました。2周目の130Rで高橋裕紀が首位に立ち、國峰が2番手に浮上、その後を荒川、榎戸、渡辺が追う展開となります。しかし、トップ争いをする國峰と榎戸が接触し、転倒してしまいます。荒川が首位となり、高橋裕紀、渡辺、追い上げて来た高橋巧がトップ争いに加わりました。
5周目、荒川がレースをリード。続く高橋裕紀、高橋巧の3台が逃げ、トップ争いを繰り広げます。その2秒後方から渡辺が追いかけました。6周目に高橋巧が2番手に浮上して荒川の背後に迫ります。8周目には高橋巧が荒川をパスして首位に立ちました。9周目のヘアピンカーブ入口で高橋裕紀が単独転倒。その際に転倒したマシンが流れ、トップの高橋巧のマシンに接触し、高橋巧は転倒してしまいます。2人はそのままリタイアとなりました。間一髪でアクシデントを逃れた荒川がトップとなり、その荒川を渡辺が追いました。荒川はトップを走り続けそのままチェッカー、今季2勝目を飾りました。2位に渡辺が入り、3年連続チャンピオンを決めました。
HRC公式Instagramで最新情報をチェック!
https://www.instagram.com/hondaracingcorporation/
ST1000 決勝レース
Pos. | Rider | Num. | チーム | Constr. | Time/Gap |
---|---|---|---|---|---|
1 | 荒川 晃大 | 27 | MOTOBUM HONDA | Honda | 25'55.731 |
2 | 渡辺 一馬 | 1 | Astemo HondaDream SI Racing | Honda | 26'02.585 |
3 | 前田 恵助 | 8 | Team GYTR | Yamaha | 26'06.987 |
4 | 豊島 怜 | 13 | DOG FIGHT RACING | Yamaha | 26'16.180 |
5 | 岩戸 亮介 | 6 | Kawasaki Plaza Racing Team | Kawasaki | 26'17.023 |
6 | Kasma DANIEL BIN KASMAYUDIN | 50 | YAMAHA GENBLU RACING TEAM ASEAN | Yamaha | 26'29.423 |
8 | 小島 一浩 | 20 | Honda Ryokuyoukai Kumamoto Racing | Honda | 26'33.054 |
12 | 吉田 光弘 | 22 | Honda Ryokuyoukai Kumamoto Racing | Honda | 26'49.022 |
14 | 松川 泰宏 | 21 | MOTOBUM HONDA | Honda | 26'52.128 |
16 | 羽野慎一 | 63 | AUTOLIFEHANO+ADF+RUNRUN | Honda | 27'40.857 |
- | 高橋 巧 | 36 | JAPAN POST HondaDream TP | Honda | +4Laps |
- | 國峰 啄磨 | 2 | TOHO Racing | Honda | +10Laps |
- | 高橋 裕紀 | 3 | JAPAN POST HondaDream TP | Honda | DSQ |
- | 榎戸 育寛 | 32 | SDG Motor Sports RT HARC-PRO. | Honda | DSQ |