榎戸が荒川との激しいトップ争いを制する
全日本ロードレース選手権ST1000クラスは、前戦のスポーツランドSUGO以来、約3カ月ぶりのレースとなりました。今大会は2レース開催のため、全6戦で争われるST1000クラスにとっては重要な一戦となります。9月2日(土)は、予選とレース1決勝が行われました。
予選はJSB1000クラス同様、レース1決勝はベストタイム、レース2決勝はセカンドタイムでグリッドが決まります。両レースともにポールポジションを獲得したのはAstemo Honda Dream SI Racingの渡辺一馬。レース1決勝の2番グリッドには荒川晃大(MOTO BUM HONDA)、3番グリッドに國峰啄磨(TOHO Racing)がつけ、Honda勢3人がフロントローに並びました。
レース1決勝のオープニングラップは荒川が制しますが、2周目には榎戸育寛(SDG Motor Sports RT HARC-PRO.)が1番手を奪取。逃げ始める榎戸と荒川に差を広げられないよう、渡辺と國峰が追いかける展開となりました。
4周目には荒川がトップを奪い返すものの、5周目には榎戸が再度オーバーテイク。7周目には國峰が渡辺をかわして3番手に浮上し、トップ2台を追う展開に。高橋巧(JAPAN POST HondaDream TP)は5番手に浮上して、後続を引き離しました。
10周目には榎戸、荒川のトップ争いが激しさを増します。11周目に3度トップに立った荒川がスパート。榎戸を突き放そうとします。しかし、荒川に追いついた榎戸は、その背後につけて荒川をパスします。
最終ラップも激しいトップ争いが繰り広げられましたが、最終的には榎戸が荒川を振りきって優勝を飾りました。荒川はわずか0.203秒差の2位。3位に國峰、4位に渡辺が入りました。
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ST1000 決勝レース1
Pos. | Rider | Num. | チーム | Constr. | Time/Gap |
---|---|---|---|---|---|
1 | 榎戸 育寛 | 32 | SDG Motor Sports RT HARC-PRO. | Honda | 22'17.223 |
2 | 荒川 晃大 | 27 | MOTOBUM HONDA | Honda | +0.203 |
3 | 國峰 啄磨 | 2 | TOHO Racing | Honda | +3.259 |
4 | 渡辺 一馬 | 1 | Astemo HondaDream SI Racing | Honda | +7.062 |
5 | 高橋 巧 | 36 | JAPAN POST HondaDream TP | Honda | +8.757 |
6 | 高橋 裕紀 | 3 | JAPAN POST HondaDream TP | Honda | +12.516 |
15 | 小島 一浩 | 20 | HondaRyokuyokaiKumamotoRacing | Honda | +41.575 |
16 | 吉田 光弘 | 22 | HondaRyokuyokaiKumamotoRacing | Honda | +41.735 |
20 | 松川 泰宏 | 21 | MOTOBUM HONDA | Honda | +47.930 |
22 | 荒瀬 貴 | 52 | TEAM IZUMI | Honda | +58.494 |
26 | 池田 秀成 | 53 | OKINAWA SPAL BIKECLUB | Honda | +1'27.609 |
27 | 中根 悠輔 | 54 | VISION | Honda | +3Laps |