國峰啄磨が開幕戦を制す。7位までをHonda勢が独占
モビリティリゾートもてぎ2年連続でチャンピオンを獲得したAstemo Honda Dream SI Racingの渡辺一馬がV3を目指す、今年のST1000クラス。それを阻止しようと、昨年急成長した國峰啄磨(TOHO Racing)、ST1000初代チャンピオン（2020年）の高橋裕紀(JAPAN POST HondaDream TP)らが挑みます。
予選でポールポジションを獲得したのは、今季からST1000にステップアップしたSDG Motor Sports RT HARC-PRO.の國井勇輝。2番手には英国スーパーバイク選手権から帰国した高橋巧(JAPAN POST HondaDream TP)、3番手に高橋裕紀、4番手に榎戸育寛(SDG Motor Sports RT HARC-PRO.)、5番手に渡辺、6番手に前田恵助（ヤマハ）、7番手國峰。ここまでがコースレコードを更新する激戦となり、8番手には昨年のST600チャンピオンの荒川晃大(MOTO BUM HONDA)がつけました。
ホールショットは國井が奪い、オープニングラップは國井、高橋裕紀、國峰、高橋巧、荒川、榎戸、渡辺一馬の順で通過。2周目には荒川が高橋巧をとらえ、4番手に浮上します
3周目國峰が高橋裕紀をとらえて2番手に浮上し、國井を追います。6周目の1コーナーではトップ3台の争いとなり、高橋裕紀が一瞬前に出たものの、2コーナーで國峰が前に出て首位を奪います。國峰、高橋裕紀、國井、荒川、高橋巧、渡辺一馬、榎戸がトップ集団となり、激しいバトルを繰り広げました。
7周目に渡辺が自己ベストを更新して高橋巧をパスし5番手浮上、9周目には荒川を抜いて4番手に浮上します。國井は高橋裕紀を抜いて2番手へとポジションアップ。13周目には國峰、國井がトップ集団から抜け出し、優勝は2台に絞られます。
最終ラップ、國井はV字コーナーで國峰のインを差しますが、クロスラインで守った國峰が振り切り優勝、僅差で國井が2位、3位にはファイナルラップにポジションを上げた渡辺が入りました。高橋裕紀は4位、高橋巧は5位、榎戸が6位、荒川が7位でチェッカーを受け、1-7位までHonda CBR1000RR-R勢が独占する形となりました。
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作戦はなく、前に出て行こうとがむしゃらに走りました。金曜日の走行で転倒してマシンを壊してしまい、少し自信がなくなったのですが、ポールポジションをとった國井選手の走りを決勝朝の走行で見ながら学んで、自信を取り戻しました。トップ争いは激しく、すごいメンバーでのバトルになり、その中で勝てたことはめちゃくちゃうれしかった。開幕戦を勝てたので、この調子で次戦のSUGOでも優勝を目指してがんばります
作戦はなく、前に出て行こうとがむしゃらに走りました。金曜日の走行で転倒してマシンを壊してしまい、少し自信がなくなったのですが、ポールポジションをとった國井選手の走りを決勝朝の走行で見ながら学んで、自信を取り戻しました。トップ争いは激しく、すごいメンバーでのバトルになり、その中で勝てたことはめちゃくちゃうれしかった。開幕戦を勝てたので、この調子で次戦のSUGOでも優勝を目指してがんばります
予選と決勝ではコンディションが変わり、苦しい状況でしたが、冷静になろうと努めました。昨年のST600の時には、前に出たくて転倒してしまうこともあったので、今回は落ち着いて状況を判断しようとしました。レース終盤に行くほどしんどくなる中で、國峰選手に仕掛けましたが、負けてしまいました。ST1000の初めてのレースでしたが、予選でタイムを出すことができましたし、トップ争いができると思っていたので、勝てずに悔しい気持ちが大きいです。次は勝てるようにしっかりと組み立てて行きます
予選と決勝ではコンディションが変わり、苦しい状況でしたが、冷静になろうと努めました。昨年のST600の時には、前に出たくて転倒してしまうこともあったので、今回は落ち着いて状況を判断しようとしました。レース終盤に行くほどしんどくなる中で、國峰選手に仕掛けましたが、負けてしまいました。ST1000の初めてのレースでしたが、予選でタイムを出すことができましたし、トップ争いができると思っていたので、勝てずに悔しい気持ちが大きいです。次は勝てるようにしっかりと組み立てて行きます
V3を目指すシーズンなので、自分自身が進化しなければと考え、チームにマシン作りに関してのリクエストをしながら、レベルアップのためのトライをしています。昨年はシーズンを通して転倒がありませんでしたが、今季は開幕前に転倒が続きました。それもトライの結果ですが、うまくまとめきれないままに開幕を迎えてしまいました。スタートに失敗してしまって後ろからのレースになり、新たに加わったライダーたちのバトルになりましたが、中盤から終盤にかけて追い上げていくことができました。3位に満足はできませんが、この状況の中で、最低限の仕事はできたと思っています。次戦では、しっかり戦えるように準備して挑みます
V3を目指すシーズンなので、自分自身が進化しなければと考え、チームにマシン作りに関してのリクエストをしながら、レベルアップのためのトライをしています。昨年はシーズンを通して転倒がありませんでしたが、今季は開幕前に転倒が続きました。それもトライの結果ですが、うまくまとめきれないままに開幕を迎えてしまいました。スタートに失敗してしまって後ろからのレースになり、新たに加わったライダーたちのバトルになりましたが、中盤から終盤にかけて追い上げていくことができました。3位に満足はできませんが、この状況の中で、最低限の仕事はできたと思っています。次戦では、しっかり戦えるように準備して挑みます
ST1000 決勝
| Pos. | Rider | Num. | チーム | Constr. | Time/Gap |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 國峰 啄磨 | 2 | TOHO Racing | Honda | 27'43.279 |
| 2 | 國井 勇輝 | 33 | SDG Motor Sports RT HARC-PRO. | Honda | +0.165 |
| 3 | 渡辺 一馬 | 1 | Astemo Honda Dream SI Racing | Honda | +1.545 |
| 4 | 高橋 裕紀 | 3 | JAPAN POST HondaDream TP | Honda | +1.643 |
| 5 | 高橋 巧 | 36 | JAPAN POST HondaDream TP | Honda | +2.245 |
| 6 | 榎戸 育寛 | 32 | SDG Motor Sports RT HARC-PRO. | Honda | +4.607 |
| 7 | 荒川 晃大 | 27 | MOTO BUM HONDA | Honda | +5.290 |
| 19 | 吉廣 光 | 26 | CLUBNEXT & Honda Dream TAKASAKI | Honda | +59.389 |
| 24 | 松川 泰宏 | 21 | MOTO BUM HONDA | Honda | +1'32.650 |
ST1000 ランキング
| Pos. | Rider | Num. | チーム | Constr. | Pts |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 國峰啄磨 | 2 | TOHO Racing | Honda | 25 |
| 2 | 國井勇輝 | 33 | SDG Motor Sports RT HARC-PRO. | Honda | 20 |
| 3 | 渡辺一馬 | 1 | Astemo Honda Dream SI Racing | Honda | 16 |
| 4 | 高橋裕紀 | 3 | JAPAN POST HondaDream TP | Honda | 13 |
| 5 | 高橋巧 | 36 | JAPAN POST HondaDream TP | Honda | 11 |
| 6 | 榎戸育寛 | 32 | SDG Motor Sports RT HARC-PRO. | Honda | 10 |
| 7 | 荒川晃大 | 27 | MOTO BUM HONDA | Honda | 9 |
