ST1000 決勝
ST1000 2022
Round 1
高橋裕紀が2位フィニッシュも繰り上がりで優勝
モビリティリゾートもてぎ
ST1000は、昨年のチャンピオンの渡辺一馬(Astemo Honda Dream SI Racing)がゼッケン1を付けて参戦。2020年の王者、高橋裕紀(日本郵便Honda Dream TP)は、昨年は世界耐久選手権に参戦し、全日本は2戦のみのスポット参戦でしたが、今季はフル参戦します。ST600からTOHO Racingの國峰啄磨がスイッチしました。
予選は激しいアタック合戦となり、渡辺のトップタイムを高橋が最後に逆転し、ポールポジションを獲得。國峰は6番手に付けました。
決勝は、雨が残り路面状況の判断が難しくなりますが、大多数はスリックタイヤ(溝無しタイヤ)を装着してグリッドに着きました。決勝ホールショットは高橋、それを、渡辺、前田恵助(ヤマハ)、津田拓也(スズキ)が追う展開となります。渡辺が高橋を捉え首位に立ち、それを高橋、前田、南本宗一郎(ヤマハ)、津田が追います。渡辺と高橋は後続を引き離しトップ争いを見せます。3番手は前田となり、國峰が4番手に浮上し、追い上げて来た南本と争います。
トップ争いは変わらず、渡辺と高橋、その後方に前田と國峰をパスした南本が3番手争いを繰り広げます。國峰は単独5番手を走行。10周目には南本が3番手浮上、渡辺、高橋、南本、前田、國峰、津田が続きます。
渡辺は12周目、13周目と連続でファステストラップを叩き出し、高橋を抑えてトップでチェッカーを受けました。
しかし、レース中にグリッド上での作業違反の判定が4台に出され、その1台は渡辺となります。30秒加算のペナルティーが適応され、渡辺は6位に。2位でチェッカーを受けた高橋が繰り上がりで優勝となりました。