ST600 決勝
ST600 2021
Round 7

最終戦、小山知良が独走優勝。埜口遥希は自身初のシリーズチャンピオンに

jp オートポリス

ランキングトップは埜口遥希(MuSASHi RT HARC-PRO.)で102ポイント、2位の荒川晃大(MOTO BUM HONDA)が90ポイント、3位の小山知良(日本郵便 HondaDream TP)が87ポイント、4位の長尾健吾(ヤマハ)が85ポイントで、この4人にタイトルの可能性がある中で最終戦となりました。

最終戦、小山知良が独走優勝。埜口遥希は自身初のシリーズチャンピオンに

タイトルを獲得すれば、埜口、荒川にとっては初の栄冠。小山は2度目のタイトル獲得になります。

金曜日の1回目の走行はセミウエット、2回目はウエットで行われ、土曜日の予選は、ウエットで始まり、路面が乾いていくというコンディション。タイヤの選択が難しいものになりました。

決勝は長尾がポールポジション。2番手に菅原陸(ヤマハ)、3番手は阿部恵斗(ヤマハ)。埜口は4番手、荒川は5番手。6番手に小山がつけました。

ホールショットは長尾、それを小山、埜口、荒川らが数珠つなぎになり追います。小山が3周目に長尾を捉え、小山、長尾、荒川、埜口、阿部、芳賀涼大(ヤマハ)、横山尚太(ヤマハ)、井手翔太(ヤマハ)の8台が抜け、トップグループを形成します。4周目、長尾が首位を奪い返し、5周目に荒川が2番手に浮上します。それを小山が再び捉え2番手に上がり、激しい争いが繰り広げられました。

小山は、6周目にはトップに浮上。それを荒川が捉えて7周目に首位に立ちます。荒川、小山、長尾、阿部、埜口、横山、井手とトップ争いは7台に絞られます。8周目に小山が荒川からトップを奪い返します。1コーナーで埜口が3番手に浮上、トップ集団のポジション争いが激しくなり、9周目には荒川が2ヘアピンで転倒してしまいます。

トップは小山、それを追う埜口、井手、長尾でトップ争いは4台となります。残り5ラップとなり小山は埜口を引き離し始めます。2番手争いは、埜口、長尾、井手となり、その争いから長尾がコースアウトし遅れ、2番手争いは埜口、井手の攻防となりました。井手が13周目には2番手となりますが、埜口が奪い返します。

しかし、4番手争いを阿部と鈴木光来(MOTO BUM HONDA)が接戦を繰り広げながら2番手争いに迫り、4台の争いへ持ち込みました。

15周を走り切り小山は独走で優勝し、オートポリス4連覇を果たしました。2位は阿部、僅差の3位に埜口となりました。この結果を受け埜口が初のシリーズチャンピオンを決めました。小山はランキング2位。荒川はランキング3位となりました。


小山 知良
小山 知良 3
日本郵便 Honda Dream TP
ここで勝つのはもちろんで、2位に5秒の差をつけることを目標としていて、2019年は4秒9、昨年は接戦で、今年は5秒2と目標を達成できました。レースウイークが天候不順だったことで、苦しいレースになることは分かっていました。自分が苦しいということはみんなも苦しいはず。こんな時には、自分の経験が生きると強い気持ちで挑みました。コヤマックス応援団が、遠い九州まで駆けつけてくれ、その応援を受けて最終戦を勝ち、気持ちよく終われてよかったです

埜口 遥希
埜口 遥希 14
SDG Honda Racing
レース結果は悔しいですが、チームの目標でもあるシリーズチャンピオンになるということを実現できてうれしいです。HARC-PRO.という名門チームに入るチャンスを頂き、昨年は結果を残すことができなかったのに、今年もチャンスをもらえたこと。そして、HARC-PRO.に入る前にも、たくさんの人の力があり、レースを続けられたこと。自分に関わってくれたすべての人に感謝します。本当にありがとうございました


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