ST1000 決勝
ST1000 2021
Round 7
渡辺一馬がシリーズチャンピオンに。最終戦2位の作本輝介はランキング2位
オートポリス
最終戦を迎え、タイトル決定戦となったST1000は、渡辺一馬(Astemo Honda Dream SI Racing)が、105ポイントでランキングトップ。2位の作本輝介(Astemo Honda Dream SI Racing)との差は19ポイントとなり、渡辺は、作本が勝利しても9位に入ればチャンピオンが決定する状態でした。
予選は快晴となり路面温度も気温も上昇する中で行われ、渡辺がトップタイムを出しポールポジションを獲得します。2番手に岡本裕生(ヤマハ)、3番手に作本がつけました。
決勝のホールショットは岡本、オープニングラップを岡本、渡辺、作本の順で通過、この3台が序盤から抜け出します。2周目に作本が渡辺をかわし2番手に浮上し、岡本を追いました。岡本、作本、渡辺がトップ3。そのトップグループを岩戸亮介(カワサキ)、南本宗一郎(ヤマハ)が追います。
5周目になると作本は岡本の背後につけ、その差を0.2秒とします。トップ争いはこの2台に絞られました。作本は6周目に岡本を捉え首位に立ちましたが、岡本に背後につかれ、7周目の1コーナーでトップを奪われます。岡本の背後につける作本との接近戦が続きました。
トップ争いは3位争いとの差を広げていき、約4秒後方に渡辺、南本、岩戸、星野知也(BMW)が続きました。
僅差のトップ争いが最終ラップに突入。作本はコントロールタワー前で岡本に並び、1コーナーでトップに浮上しますが、ブリッジ手前で岡本が前に出ます。作本は最終コーナーで並びますが、岡本が前に出てトップでチェッカーを受けました。僅差の2位に作本、4位で渡辺がチェッカーを受け、シリーズチャンピオンを決めました。作本は、ランキング2位でシーズンを終えました。