長尾健吾(ヤマハ)が好スタートを切り、鈴木、埜口が追う展開となります。この3台がわずかに抜け出してトップグループを形成します。その後方に、2周目に4番手に浮上した國峰が、8台からなる集団を引っ張ります。3周目には埜口が鈴木を捉えて2番手に浮上します。
4番手の集団から抜けた阿部が鈴木の背後に迫り、3番手争いを繰り広げます。5番手以降は井手翔太(ヤマハ)、芳賀涼大(ヤマハ)、松岡玲(ヤマハ)、國峰、横山尚太(ヤマハ)、荒川、菅原陸(ヤマハ)が続きます。10周目に阿部が3番手に浮上し、鈴木が追う展開となります。また、荒川は8番手に急浮上し松岡に迫ります。
トップ争いは長尾、埜口の一騎打ちとなり、その差は11周目には0.126差と迫ります。3番手争いは阿部、鈴木、追いついた井手の争いとなり、井手が前に出て、鈴木が5番手となります。6番手の芳賀の背後に荒川、松岡が迫ります。15周目の1コーナーで埜口が首位に立ちますが、長尾も離れずに接近戦が続きます。2番手の阿部に井手が迫り、鈴木の背後では荒川が芳賀を捉えて迫ります。
埜口は19周のレースを走り切り、今季2勝目を飾りました。2位に長尾、3位に阿部が入って表彰台。鈴木は5位。荒川は6位まで追い上げ、最終ラップでは鈴木に迫りました。11位に國峰、15位にジャンプスタートのペナルティーでライドスルーペナルティーを受けた小山となりました。