ST1000 決勝
ST1000 2021
Round 6

作本輝介がポール・トゥ・ウインで今季2勝目

jp 岡山国際サーキット

予選ではトップの作本輝介(Astemo Honda Dream SI Racing)がコースレコードを更新してST1000クラス参戦後初のポールポジションを獲得しました。2番手に岡本裕生(ヤマハ)、3番手に渡辺一馬(Astemo Honda Dream SI Racing)が付けフロントローに並びます。ランキングトップの渡辺は、ここでタイトル獲得の可能性もあり、重要な一戦に挑みました。5番手に伊藤和輝(日本郵便HondaDream TP)、8番手に榎戸育寛(SDG Motor Sports RT HARC-PRO.)が付けました。

作本輝介がポール・トゥ・ウインで今季2勝目

ホールショットは作本が取りました。作本がレースをリードし、それを岡本、岩戸亮介(カワサキ)、前田恵助(ヤマハ)、渡辺、渥美心(BMW)、長谷川聖(スズキ)、伊藤、榎戸、南本宗一郎(ヤマハ)が数珠つなぎとなって追いかけます。

作本は、ただ一人1分33秒台で周回。2周目には2番手の岡本に2秒2の差を付けて逃げます。作本は逃げ続け、2番手争いは岡本と岩戸。その後方に前田、渡辺、伊藤が4番手争いを繰り広げます。8周目には渡辺が4番手、伊藤が5番手に浮上し、前田が6番手、それを榎戸が追う展開となります。10周目、作本は後続に8秒2もの差をつけて独走を続けます。17周目、岩戸の転倒で、渡辺が3番手に浮上。首位は作本、2番手に岡本、3番手に渡辺、4番手に伊藤、5番手には榎戸とオーダーが変わります。作本は18周を走り切り、2位の岡本に9秒292もの大差をつけ、今季2勝目を飾りました。2位に岡本、3位に渡辺が入り表彰台に登りました。

伊藤は4番手でチェッカーを受けますが、黄旗区間での追越で30秒加算のペナルティーとなり11位となりました。


作本 輝介
作本 輝介 3
Astemo Honda Dream SI Racing
スタートから逃げたかったのですが、スタートは少し失敗してしまいました。それでも、トップに立つことができて、そこからはプッシュしていきました。終盤はタイヤのライフがきつくなりタイムをキープすることができずに、安全マージンを取り走り切りました。誰にも抜かれることなく勝つことができてよかったです。前回の鈴鹿は、トップにいながら追突されて転倒し、ノーポイントになってしまいました。レーシングアクシデントですが、そこまで追いつかれたから巻き込まれてしまったので、もっと、アドバンテージを持ったレースをしていなければと思いました。そのためにマシンを仕上げて逃げたいと思っていました。それができるマシンに仕上げてくれたチームに感謝します。最終戦は地元九州のレースなので、また、勝てるように挑みます

渡辺 一馬
渡辺 一馬 37
Astemo Honda Dream SI Racing
スタートも得意で自信があったのですが、今回は失敗でした。ばん回しようとしたのですが、シケインは大混乱で、スライドしているライダーや転倒しそうになっているライダーがいて、その集団に飲まれてしまい、トップ争いと離れてしまいました。4番手まで上がって、2番手までは追いつけそうな位置にいたのですが、届かずでした。3番手の選手の転倒で3位という結果でしたが、情けないです。それでも、3位を取るという仕事はできたと思います。現在、ランキングトップで、タイトルが近いところにあるので、それは意識しつつ、最終戦では、自分の強さを最大限に発揮して、いい形でシーズンを終えることができるように整えたいと思います

榎戸 育寛
榎戸 育寛 5
SDG Motor Sports RT HARC-PRO.
予選ではウエットパッチが残る微妙なコンディションとなり、セットアップに悩み、試行錯誤しました。タイムが伸びずにグリッドが悪く、決勝のスタートでばん回するしかないとグリッドに着きました。スタートは悪くなかったのですが、シケインの飛び込みが大渋滞で、うまくポジション取りができずに10番手くらいまで落ちてしまいました。そこから追い上げのレースになりました。予選順位の大切さを痛感するレースになりました。順位に満足はしていませんが、5位まで追い上げることができてよかったです。最終戦は悔いのないレースにできるようにがんばります



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