ST1000 決勝
ST1000 2021
Round 5

渡辺一馬が今シーズン2勝目。ランキングトップに躍り出る

jp 鈴鹿サーキット

高橋裕紀(日本郵便 HondaDream TP)が、世界耐久選手権参戦のため全日本を欠場、変わって伊藤和輝が代役参戦を続けます。予選は2番手に渡辺一馬(ASTEMO Honda Dream SI Racing)が付けフロントローに並びます。5番手作本輝介(ASTEMO Honda Dream SI Racing)。6番手に伊藤和輝、10番手に榎戸育寛(SDG Motor Sports RT HARC-PRO.)となりました。

渡辺一馬が今シーズン2勝目。ランキングトップに躍り出る

作本がトップに出てレースをリードします。作本、岡本裕生(ヤマハ)、渥美心(BMW)、渡辺、津田拓也(スズキ)、南本宗一郎(ヤマハ)、榎戸が続きます。2周目には、作本、岡本、渥美とオーダーが変化、渡辺、津田、南本、榎戸、伊藤和輝、伊藤勇樹(ヤマハ)が続きます。作本の背後に2番手に上がった渥美が迫ります。作本、渥美のトップ争いの後方では、4周目に渡辺が3番手に上がります。5周目のシケインで渥美が前に出ますが、6周目の1コーナーで作本が首位を奪います。そのトップ争いの背後に渡辺、岡本が迫り、トップ争いは4台と膨れ上がります。渡辺が渥美を捉えて最終シケインに入りますが、その攻防で渥美、岡本が前に出て渡辺は4番手に順位を落とし8周目に入ります。激しいトップ争いは、デグナーで作本のインに飛び込んだ渥美が作本を巻き込んでともに転倒し、変わってトップに出たのが渡辺。それを岡本が捉えるも、すぐに、1コーナーで渡辺が岡本をパス。渡辺を岡本、南本、伊藤勇樹が追いトップ争いとなります、渡辺は首位を守り最終ラップに突入し、逃げきり優勝を果たしました。2位に岡本が入りましたが、レース後に失格となり、岡本以降の順位が繰り上がり、4位に伊藤和輝、6位に榎戸が入りました。


渡辺 一馬
渡辺 一馬 37
Astemo Honda Dream SI Racing
前戦の筑波のレースでトラブルからリタイアという結果になり、とても悔しい思いをしました。そして、自分以上にチーム全員が悔しい思いをしていました。その思いを晴らすために、チームがマシンを仕上げてくれて、僕自身はトレーニングをこなし、100%のパフォーマンスを示そうと思っていました。その気持ちを示し勝つことができて満足です。チームに感謝しています

伊藤 和輝
伊藤 和輝 13
日本郵便HondaDream TP
高橋裕紀選手の代役として前回の筑波戦から参戦させてもらうことができたことをチームに感謝しています。今大会ではしっかりとトップ争いをして表彰台を目標に鈴鹿に来ましたが、スタートを失敗してしまい、集団に飲まれてしまいました。トップ争いが見えない位置での戦いとなり悔しい気持ちです。トップ争いをしているライダーたちとアベレージタイムは大きく変わらなかったので、スタートを決めてトップ集団に入ることができたら、違ったレースができたと思います。次戦では、しっかと予選からタイムアップして、上位グリッドからスタートができるように取り組みます

作本 輝介
作本 輝介 3
Astemo Honda Dream SI Racing
渥美選手と監督が、レース後に謝りに来てくれました。だれにでも起こり得るレーシングアクシデントだと思うしかありません。とても残念で悔しい気持ちもありますが、もっと、独走することができていたら、接触は起きなかったので、もっと、速く強くなることが必要です。これまでに比べて、レースウイークの組み立てが改善されて、タイムアップできるようになって来ましたが、まだまだだと感じています。詰め切れていない部分があると感じているので、トップを走ることができましたが、内容的には納得できていません。次の岡山国際サーキットでは、事前テストからしっかりと煮詰めて、レースウイークに入れるようにしたいと思っています。優勝するということだけでなく、その先を見て、努力します


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