JSB1000 決勝 レース2
JSB1000 2021
Round 5

レース1は名越、レース2は清成が2位、日浦は2レースとも3位

jp 鈴鹿サーキット

全日本ロードレース選手権シリーズ 第5戦が、三重県鈴鹿サーキットで開催されました。本来の予定であれば、この週末はFIM世界耐久選手権 鈴鹿8時間耐久ロードレース(鈴鹿8耐)が行われる予定でしたが、新型コロナウイルスの影響でスケジュールが変更され、MFJグランプリとして開催され、全日本の最終戦として行われていた鈴鹿戦が、7月に開催されることになりました。暑い時期のスプリントレースは、ライダーにとって、あまり経験がなく、予測のつかない戦いとなりました。

レース1は名越、レース2は清成が2位、日浦は2レースとも3位

8耐を思わせる湿度の高い暑さの中で、木曜日、金曜日と練習走行が行われました。最高峰クラスのJSB1000は、土曜日の午前中に40分間の予選がありましたが、3度も赤旗が出る波乱のタイムアタックとなりました。終盤にタイムアップを狙っていたライダーにとっては、計画が崩れる予選となりました。
今大会も2レース開催となりトップタイムがレース1のグリッドを決め、セカンドタイムがレース2のグリッドに適用されます。ポールポジション(PP)は中須賀克行(ヤマハ)、2番手加賀山就臣(スズキ)、Honda Suzuka Racing Teamの亀井雄大が3番手タイムを記録してフロントローに並びました。秋吉耕佑(MURAYAMA・TJC・RT)は4番手、5番手にはHonda Dream RT 桜井ホンダからスポット参戦の日浦大治朗、6番手に名越哲平(MuSASHi RT HARC-PRO.Honda)が付けてセカンドローに並びます。7番手には濱原颯道(Honda Dream RT 桜井ホンダ)、8番手岩田悟(Team ATJ)、9番手にASTEMO Honda Dream SI Racingの清成龍一と続きました。TOHO Racingの山口辰也は15番手に付けました。

午後になり気温も路面温度も上昇、鈴鹿8耐を思わせる天候の中でレース1のスタートが切られました。ホールショットは亀井が奪いますが、加賀山が亀井を捉え首位に立ち、亀井、中須賀が続きます。130Rで亀井が加賀山を捉えトップを奪い、オープニングラップをクリアします。亀井、加賀山、中須賀、秋吉、濱原、名越、柳川明(カワサキ)、清成が続きました。日浦は10番手から集団を追いかけます。2周目、名越は濱原を捉えて5番手に浮上します。清成は7番手へとポジションアップ。日浦も9番手へと順位をばん回します。トップ集団は、2分7秒台で周回を重ねました。4周目、秋吉がスロー走行、さらに200Rで首位をキープしていた亀井が痛恨の転倒。この転倒で、5周目に入るとセーフティカーが導入されます。中須賀を先頭に、加賀山、名越、濱原、日浦、柳川、岩田が続きます。清成は10番手に付けます。
7周目にセーフティカーが解除され、8ラップ目からリスタートします。中須賀が首位となり、加賀山、名越、濱原、日浦、柳川、岩田が続きます。名越は加賀山を捉えて2番手浮上、中須賀を追います。さらに濱原も加賀山の背後に付け、日浦、岩田と続き3番手争いがし烈になります。逆バンクで日浦が一気に3番手浮上し、それを、濱原、岩田、加賀山が追う展開になります。日浦は名越を追い、2番手争いに持ち込み、最終ラップの攻防に注目が集まりました。
14周を走り切り中須賀が優勝し、注目の2番手争いは名越が逃げきり2位。3位に僅差で日浦が入り表彰台に登りました。岩田は濱原を捉え4位を獲得、濱原は5位。山口は10位。清成は11位でチェッカーとなりました。

レース2は日曜日の午後にスタート。グリッドは予選のセカンドタイムで決まるため、PPは中須賀、名越は3番手でフロントロー。日浦が4番手、5番手に濱原、6番手に秋吉、7番手清成、8番手に亀井、9番手に岩田となります。山口は15番手からのスタートとなりました。レース2は加賀山のスタートダッシュで始まり、清成も3列目グリッドから1コーナーを4番手でクリアし、すぐに3番手にポジションアップします。清成は130Rで2番手浮上し加賀山の背後に迫り、2周目の1コーナーでトップ浮上します。それを中須賀、加賀山、日浦、濱原、名越、岩田が追います。名越は濱原を捉えて、5番手となります。清成と中須賀は、2分7秒台にタイムを入れトップ争いを繰り広げます。シケインで加賀山を捉えて3番手浮上した日浦も2分7秒台にタイムアップしてトップ争いを追いかけます。名越も4周目には加賀山を捉えて4番手浮上し、日浦を追います。トップ争いに日浦、名越も追いつき4台の争いとなります。7周目のシケインで日浦を捉えた名越が3番手浮上します。
レース折り返しとなる8周目、トップは清成、それを中須賀、名越、日浦が僅差で追います。6番手に濱原、7番手に岩田が続きます。9周目に中須賀が前に出て、清成、日浦、名越とオーダーが変わります。10周目のシケインで日浦が清成を捉えて2番手浮上。ですが、12周目にスプーンで日浦がミスをした隙をついて清成が2番手に再浮上します。名越は4番手、5番手の加賀山に濱原が接近します。16周を走り切り、中須賀が優勝し今シーズンのタイトルを決めました。2位に清成、3位日浦でチェッカー。4位には加賀山を捉えて濱原が入りました。7位に岩田、秋吉は9位。山口は12位でレースを終えました。


名越 哲平
名越 哲平 25
MuSASHi RT HARC-PRO.Honda
タイヤがうまく使えないという課題を抱えての前半戦でしたが、今回は路面温度が高いこともあり、走り出しからタイムアップができてスムーズに走れていたので、表彰台は狙えると思っていました。レース1は集団の中で走り方を学び2位に入ることができました。トップとの差はまだ大きいですが、今回の2位は今後のレースに活きて来ると思えました。レース2は、スタートで出遅れたことで、追い上げなければならず、タイヤを使う走りになり、厳しいレースになってしまいました。トップに追いつくことを考え攻め続けると、後半がきつくなるのはわかっていましたが、温存して下位を走るより、厳しい状況の中でのベストを尽くしたかった。4位に納得はしていませんが、最善を尽くした結果です。課題だったタイヤマネージメントに関して、前進できていると思うので、残り2戦は確実にトップ争いをします

日浦 大治朗
日浦 大治朗 41
Honda Dream RT 桜井ホンダ
鈴鹿2&4以来のレース参戦になります。レース1は、スタートを失敗してしまい、追い上げなければならなかったのですが、セーフティカーが入り、ギャップを埋めることができました。路面温度が高かったので、セーフティカーが解除されてからは強くプッシュして前を追いかけ、スリップをうまく使うことができて3番手に上がり、名越選手を追いましたが届かず残念です。レース2は、スタートがうまく行ってトップ争いをすることができ、とても勉強になりました。終盤は体力が落ちてしまいミスも出てしまいました。それでも2戦連続で表彰台に登ることができたことをうれしく思います。この機会を与えてくれた桜井ホンダに感謝しています

清成 龍一
清成 龍一 2
Astemo Honda Dream SI Racing
レース1の結果を踏まえて、レース2は、マシンの仕様を大きく変えてもらいました。チームスタッフは、昨夜は徹夜でマシンを仕上げてくれました。その気持ちに応えたいと、スタートから攻め続けることを決めて走り続けました。その努力や支えのおかげで2位になることができました。とても感謝しています。今大会はさまざまなことを考えてしまった週末でした。残り2戦となりましたが、集中してしっかりと戦いたいと思っています



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