レース2は埜口、荒川、小山のHonda勢が表彰台を独占!
32台がエントリーしたST600は、A、Bと2組に分かれて行われました。金曜日の練習走行はドライコンディションで行われ國峰啄磨(TOHO Racing)で唯一の57秒台に入れました。
予選は雨となりレース1決勝のポールポジション(PP)は長尾健吾(ヤマハ)となりました。3番手に小林隼士(T.Pro.Innovation)。5番手に小山知良(日本郵便 HondaDream TP)、8番手に埜口遥希(MuSASHi RT HARC-PRO.)、9番手に伊藤元治(MOTO BUM HONDA)、10番手に荒川晃大(MOTO BUM HONDA)となりグリッドにつきました。
レース1
レース1決勝も雨となり、好スタートは長尾、家根谷大晟(カワサキ)、小山、阿部恵斗(ヤマハ)、菅原陸(ヤマハ)が続きます。小山が4周目にはファステストラップを記録してペースアップします。ポジションは家根谷、長尾、小山、阿部で5番手に小林が浮上します。7番手に埜口、8番手に荒川が続きます。埜口は荒川を突き放しペースアップして小林に迫ります。小山は自らのファーテストラップを塗り替え2番手の長尾に迫ります。トップの家根谷もファーテストラップを記録して逃げます。2番手長尾、3番手小山のトップ争いが続きました。8ラップ目埜口は小林を捉え6番手浮上します。11周目に長尾がトップ浮上、家根谷を追う小山は、さらにファステストラップを記録してトップ争いを展開しますが、ストレートで阿部がハイサイド転倒し、マシンがコース上に残されたため、赤旗が提示され、すべてのライダーがコントロールラインを通過したのが11周となりレース成立周回数に満たないため、5周のレースが行われることになりました。
スタートを決めたのは長尾、2番手に小山、3番手家根谷の順で1コーナーに飛び込みました。家根谷は小山を捉え2番手を奪い、3番手小山、その小山を第1ヘアピンで埜口がかわし3番手浮上します。長尾、屋根谷、埜口、小山で1周目を通過。伊達悠太(BATTLE FACTORY)が2周目に5番手浮上します。3番手埜口の背後に小山が迫り前に出ます。長尾が勝ち、2位に家根谷、3位には小山が入り表彰台に登りました。4位に埜口、5位伊達でチェッカーを受けました。
レース2
レース2決勝朝のウォームアップランは、雨が上がり、ほぼ、ドライコンディションとなり國峰が唯一の57秒台に入れトップタイムを記録しました。グリッドは、長尾、阿部、小林の順でフロントローに並び、6番手に埜口、7番手に千田俊輝(SDG Motor Sports RT HARC-PRO.)。小山は11番手からのスタートです。
レース2、長尾がホールショットを奪い、阿部、埜口が続きます。2周目に埜口が阿部を捉えて2番手に上がりますが、転倒者が出たことで赤旗が提示されました。再開レースは20周でのやり直しとなりました。再開されたレースでも長尾がホールショットを奪います。1周目、長尾、阿部、埜口、小林、千田、小山と続きます。2周目には埜口は2番手浮上します。埜口はトップ長尾に迫ります。4周目には0.180と詰めます。伊達が4番手に浮上。6周目に小山が伊達をかわして4番手浮上、千田が追います。7番手には荒川が追い上げてきます。荒川は7周目には千田をかわして、6番手浮上し、伊達を追います。
トップ争いは長尾、埜口、阿部に絞られ、3つ巴の戦いとなります。4番手争いを小山、伊達が繰り広げ、そこに荒川が迫ります。10周目の1コーナーで埜口が長尾を捉えてトップへと躍り出ます。埜口はファステストラップを記録して逃げ始めます。11周目には小山がペースアップしてトップ3に迫り、荒川は伊達を捉え小山を追います。埜口、長尾、阿部、小山のし烈なトップ争いとなります。14周目第2ヘアピンで小山が3番手浮上します。小山は長尾の背後に迫り、荒川はタイムアップし、トップ争いに迫り始めます。17周目には阿部を捉え4番手となり、18周目の最終コーナーで小山が2番手浮上、さらに19周目に1コーナーで荒川が長尾を捉えて3番手となります。埜口は快調に飛ばし首位をキープ。2番手争いが小山、荒川で激しくなります。最終ラップ第2ヘアピンで荒川が2番手浮上します。小山がぴたりと背後につけます。埜口が初優勝、荒川が2位に入り、3位小山で、Hondaが表彰台を独占。追い上げていた國峰は5周目の第2ヘアピンで転倒リタイアとなりました。