濱原颯道が2位、清成龍一が3位で表彰台を獲得
全日本ロードレース選手権シリーズ第3戦が、スポーツランドSUGO(宮城県)で開催されました。今大会は全クラス開催となります。JSB1000は、2レース開催。
21日(金)からフリー走行が行われましたが、午前中に雨の走行のみとなり、午後は濃霧が発生したため走行がキャンセルされました。22日(土)も午前中に予選が行われましたが、午後に予定されていたJSB1000レース1も濃霧のためキャンセルとなりました。
JSB1000の予選はウエット路面が、ところどころのライン上で乾いていくというコンディションとなり、終盤にドライタイヤを装着してのスリリングなタイムアタックで、グリッドが決まりました。Astemo Honda Dream SI Racingの清成龍一は、そのわずかなチャンスに賭けましたが転倒。この予選のベストタイムがレース1、セカンドタイムがレース2のグリッドとなりました。
レース1予選トップは、津田一麿(スズキ)。2番手に中須賀克行(ヤマハ)、3番手に濱原颯道(Honda Dream RT 桜井ホンダ)となりますが、レース1決勝がキャンセル。予選順位に応じてハーフポイントが付けられるとことになりました。
レース2は中須賀が1番手、2番手が津田、3番手が濱原。4番手に秋吉耕佑(MURAYAMA.TJC.RT)、5番手清成、6番手岩田悟 (Team ATJ)、7番手にHonda Suzuka Racing Teamの亀井雄大が付け、名越哲平(MuSASHi RT HARC-PRO.Honda)は13番手からの追い上げとなります。
レース2決勝は曇り、ドライコンディションでスタートが切られました。スタート直後の4コーナーで津田が転倒、マシンがコース上に残されたことでセーフティカーが入ります。セーフティカーが解除された3周目、清成が見事なダッシュを見せて首位に立ちます。4周目、清成、中須賀、亀井、濱原がトップ集団を形成。それを追う秋吉に加賀山就臣(スズキ)が迫ります。その後、中須賀が首位に立ち、清成、亀井、濱原が続きました。秋吉、加賀山が5番手を争い、7番手争いを名越、柳川明 (カワサキ)、中富伸一(ヤマハ)が繰り広げます。
10周目、中須賀が逃げ、清成、亀井、濱原の2番手争いが激しくなります。亀井が馬の背コーナーでコースアウト、4番手でコース復帰しますが、ポジションダウン。5番手に加賀山、6番手秋吉、7番手名越が続きます。名越が14周目に秋吉を捉え6番手に浮上します。15周目清成を捉え濱原が2番手に浮上すると、そこへ亀井も追いつきます。2番手争いは濱原、清成、亀井が繰り広げます。亀井が清成を捉え3番手へ浮上。
17周目岩田がポジションアップし7番手に。亀井がペースアップして濱原に迫り、2番手争いがし烈になり、21周目に亀井が1コーナーで仕掛け濱原の前に出ますが、クロスラインで濱原が、再び2番手を奪います。清成が自己ベストとなる1分27秒846をマークして2番手争いとの差を詰め始めます。これは、トップ中須賀と変わらないペースで、息を吹き返し終盤の戦いを繰り広げました。
24ラップ目、馬の背コーナーで亀井が濱原を捉え2番手浮上しますが最終ラップの馬の背で亀井が転倒してしまいます。最終的に中須賀が5勝目を挙げ、濱原、清成の順でチェッカー。名越が5位となり、秋吉8位、9位に岩田、亀井は12位でレースを終えました。