同チームの作本輝介、SDG Motor Sports RT HARC-PRO.の榎戸育寛は昨年から継続参戦です。 予選で榎戸がポールポジションを獲得し、2番手に渡辺が付け、フロントローを獲得します。作本は6番手で2列目スタートとなりました。高橋は、エンジン交換の嘆願書を審査員会に提出し、ピットスタートを条件にエンジン交換が認められました。
スタート前に大粒の雨が落ちて、路面はウエットとなり、2周減算の12周で戦われることがアナウンスされました。グリッド紹介時には雨が上がり、空が明るくなります。コース上では、レインタイヤか、ドライタイヤかの選択に悩み、タイヤ交換するチームが多くありました
好スタートを切ったのはレインタイヤを装着した渥美心(BMW)で、2番手以下に大きなリードを築きオープニングラップをクリアします。2番手に豊島怜(ヤマハ)3番手に山口辰也(Team T2y)。ピットスタートの高橋は26番手で通過します。2周目には19番手、3周目には13番手に浮上します。4周目には9番手に浮上と怒涛の追い上げを見せました。
5周目でトップ渥美、2番手山口、豊島の背後に作本が迫ります。高橋は1分57秒192のファステストラップを記録し7番手まで浮上。6周目には3番手となり、ファステストラップを更新。1分54秒945を記録し、7周目には山口を交わして2番手に浮上。更にトップ渥美を捉え、遂に首位に立ちます。
2番手渥美、渡辺が作本を交わし3番手となります。2番手争いは激しさを増し、8周目には2番手に渡辺、3番手に作本が続き、Hondaが1-2-3となります。11周目、作本が渡辺を捉え2番手に浮上します。高橋は独走態勢を築き、最終ラップを迎えます。作本は、2ヘアピンで痛恨の単独転倒でリタイア。高橋はピットロードスタートで、35台抜きの驚異的な走りで、開幕勝利を飾りました。2位には渡辺が入り、表彰台に登りました。
高橋 裕紀
1
日本郵便 Honda Dream TP エンジンを乗せ換えることを決め、ピットスタートとなった時点で、とにかく追い上げるレースしかないと考えました。後ろから追い上げることになったことで、路面状況やライバルの走りを見て、自分のペースを掴んでいくことができたと思います。3コーナーと90°コーナーは濡れていましたが、そこを気を付ければよいという状況でした。渡辺選手と作本選手がトップ争いだと思っていましたが、2人を抜いた後に、前に2台あり、これがトップ争いかと、また、気持ちを引き締めて追いかけました。トップに出ることができましたが、チェッカーを受けるまでは安心できず、集中して走り切りました。大変なレースでしたが、勝つことができてよかったです
エンジンを乗せ換えることを決め、ピットスタートとなった時点で、とにかく追い上げるレースしかないと考えました。後ろから追い上げることになったことで、路面状況やライバルの走りを見て、自分のペースを掴んでいくことができたと思います。3コーナーと90°コーナーは濡れていましたが、そこを気を付ければよいという状況でした。渡辺選手と作本選手がトップ争いだと思っていましたが、2人を抜いた後に、前に2台あり、これがトップ争いかと、また、気持ちを引き締めて追いかけました。トップに出ることができましたが、チェッカーを受けるまでは安心できず、集中して走り切りました。大変なレースでしたが、勝つことができてよかったです
渡辺 一馬
37
Astemo Honda Dream SI Racing 難しいコンデションとなりましたが、チームの後押しもありスリックタイヤで行くことにしました。最大のライバルだと考えていた高橋選手がピットスタートと聞き、勝てるチャンスがあると思いました。序盤はレインタイヤを選んだライダーが前に出ると思っていたので、追い上げていこうと思っていましたが、高橋選手の追い上げほど、ペースを上げることができずに、勝てるレースを落としてしまいました。勝たなければならなかったのに、それができなかった自分に腹が立ちます。決勝に向けてしっかり調整してきましたが、勝つことができずに終わりました。次戦では、しっかり勝負をして優勝を狙います
難しいコンデションとなりましたが、チームの後押しもありスリックタイヤで行くことにしました。最大のライバルだと考えていた高橋選手がピットスタートと聞き、勝てるチャンスがあると思いました。序盤はレインタイヤを選んだライダーが前に出ると思っていたので、追い上げていこうと思っていましたが、高橋選手の追い上げほど、ペースを上げることができずに、勝てるレースを落としてしまいました。勝たなければならなかったのに、それができなかった自分に腹が立ちます。決勝に向けてしっかり調整してきましたが、勝つことができずに終わりました。次戦では、しっかり勝負をして優勝を狙います
作本 輝介
3
Astemo Honda Dream SI Racing 転倒は行き過ぎてしまった自分のミスです。チームに申し訳なく、やってはいけないことをしてしまったと強く反省しています。(高橋)裕紀さんにパスされた時に、同じようなペースでついていくことができませんでした。そこに合わせきれなかった。それが無理を生んでしまいました。もっと、冷静に状況判断をして、しっかりと結果を残すことができるようにと思います。次戦では同じミスをしないように挑みます
転倒は行き過ぎてしまった自分のミスです。チームに申し訳なく、やってはいけないことをしてしまったと強く反省しています。(高橋)裕紀さんにパスされた時に、同じようなペースでついていくことができませんでした。そこに合わせきれなかった。それが無理を生んでしまいました。もっと、冷静に状況判断をして、しっかりと結果を残すことができるようにと思います。次戦では同じミスをしないように挑みます