横澤がトップと18点差のランキング2位をキープ
10月8日(日)、全日本モトクロス選手権第7戦がHSR九州(熊本県)で行われました。今大会はIAクラスのみに限定されたワンデー開催で、各クラスのヒート1/ヒート2(20分+1周)に加えて、IA1/IA2混走によるIA OPEN(15分+1周)が、プログラムのフィナーレを飾るレースとして実施されました。
エントラントを上級者に絞ったことで、コースには新たにテクニカルなセクションを設定。サンドフープス、ウォールやキャメルジャンプなど、難易度を高めたレイアウトとなりましたが、当日は未明から断続的に雨が降り、マディコンディションでレースが行われました。
●IA2 ヒート1
鈴村英喜(TEAM HAMMER)が5番手でスタート直後の1コーナーをクリアすると、混戦の中で2番手に浮上。さらに横澤拓夢(TKM motor sports いわて)も中島漱也(ヤマハ)をパスしましたが、横澤と鈴村ともに中島の再逆転を許し、1周目を鈴村が3番手、横澤が4番手でクリアしました。また、柳瀬大河(Bells Racing)は同6番手から追い上げを狙いました。
レース前半、鈴村と横澤は順位をキープ。しかし、柳瀬は4周目に転倒して9番手に順位を下げました。6周目、鈴村を約3秒差で追っていた横澤は、池田凌(カワサキ)に抜かれて5番手に後退。次周には鈴村も池田の先行を許しました。ここで横澤は鈴村に迫りますが、レース終盤に鈴村が大きくリードを拡大。レースは10周で終了となり、鈴村が4位、横澤が5位、柳瀬が8位となりました。
●IA2 ヒート2
柳瀬がホールショットを奪いましたが、直後にジャンプの着地でバランスを崩してコースアウト。これで田中淳也(ヤマハ)がトップ、池田が2番手となり、横澤が3番手、中島を挟み鈴村が5番手、柳瀬は12番手で1周目をクリアしました。レース序盤、横澤は2番手に後退してきた田中を2~3秒差で追いましたが、4周目には中島に抜かれて4番手に後退しました。
さらに、横澤の背後には5周目に鈴村をパスした浅井亮太(ヤマハ)が接近。鈴村は次周に鴨田翔(カワサキ)にも逆転されました。横澤は7周目に浅井、8周目には鴨田に先行されて6番手に後退。ラストラップとなった10周目には、横澤の背後に鈴村が近づきましたが、横澤は最後まで順位を守り6位入賞。鈴村は横澤と約1秒差の7位、柳瀬は9位でゴールしました。
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