IA OPEN
IA2 2023
Round 7

横澤がトップと18点差のランキング2位をキープ

jp HSR九州

10月8日(日)、全日本モトクロス選手権第7戦がHSR九州(熊本県)で行われました。今大会はIAクラスのみに限定されたワンデー開催で、各クラスのヒート1/ヒート2(20分+1周)に加えて、IA1/IA2混走によるIA OPEN(15分+1周)が、プログラムのフィナーレを飾るレースとして実施されました。

横澤がトップと18点差のランキング2位をキープ

エントラントを上級者に絞ったことで、コースには新たにテクニカルなセクションを設定。サンドフープス、ウォールやキャメルジャンプなど、難易度を高めたレイアウトとなりましたが、当日は未明から断続的に雨が降り、マディコンディションでレースが行われました。

●IA2 ヒート1

鈴村英喜(TEAM HAMMER)が5番手でスタート直後の1コーナーをクリアすると、混戦の中で2番手に浮上。さらに横澤拓夢(TKM motor sports いわて)も中島漱也(ヤマハ)をパスしましたが、横澤と鈴村ともに中島の再逆転を許し、1周目を鈴村が3番手、横澤が4番手でクリアしました。また、柳瀬大河(Bells Racing)は同6番手から追い上げを狙いました。

レース前半、鈴村と横澤は順位をキープ。しかし、柳瀬は4周目に転倒して9番手に順位を下げました。6周目、鈴村を約3秒差で追っていた横澤は、池田凌(カワサキ)に抜かれて5番手に後退。次周には鈴村も池田の先行を許しました。ここで横澤は鈴村に迫りますが、レース終盤に鈴村が大きくリードを拡大。レースは10周で終了となり、鈴村が4位、横澤が5位、柳瀬が8位となりました。

●IA2 ヒート2

柳瀬がホールショットを奪いましたが、直後にジャンプの着地でバランスを崩してコースアウト。これで田中淳也(ヤマハ)がトップ、池田が2番手となり、横澤が3番手、中島を挟み鈴村が5番手、柳瀬は12番手で1周目をクリアしました。レース序盤、横澤は2番手に後退してきた田中を2~3秒差で追いましたが、4周目には中島に抜かれて4番手に後退しました。

さらに、横澤の背後には5周目に鈴村をパスした浅井亮太(ヤマハ)が接近。鈴村は次周に鴨田翔(カワサキ)にも逆転されました。横澤は7周目に浅井、8周目には鴨田に先行されて6番手に後退。ラストラップとなった10周目には、横澤の背後に鈴村が近づきましたが、横澤は最後まで順位を守り6位入賞。鈴村は横澤と約1秒差の7位、柳瀬は9位でゴールしました。


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柳瀬 大河
柳瀬 大河 3
Bells Racing
ヒート1はスタートで完全に出遅れてしまい、途中でミスもあって、評価できる部分がないまま終わってしまいました。ヒート2はせっかくホールショットを決めたのに、砂が多めの区間でマシンが振られてコースアウトしました。今大会はポイントリーダーのビクトル・アロンソ選手(ヤマハ)が不調だったようなので、序盤から先行すれば優勝のチャンスは十分あると思っていただけに、非常に悔しいミスでした。その後は、前のライダーを攻略しきれずに終わりました。走りそのものはIA OPENが一番よかったのですが、やはりスタートでIA1クラスに先行されてしまうので、苦しい展開になりました。本当にひどいリザルトで、サポートしてくださっている方々にも申し訳なく思っています。今季は残り2戦。なんとしてもこの状況から脱却して、今年中に初優勝したいです 



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