IA2 ヒート2
IA2 2023
Round 6

横澤が今季2勝目を挙げる。柳瀬はヒート1で3位、鈴村はヒート2で3位表彰台

jp 名阪スポーツランド

MFJ全日本モトクロス選手権第6戦近畿大会IA2クラスが名阪スポーツランドで開催されました。

横澤が今季2勝目を挙げる。柳瀬はヒート1で3位、鈴村はヒート2で3位表彰台

●IA2 ヒート1

好スタートの横澤拓夢(TKM motor sports いわて)が、1周目をトップでクリア。柳瀬大河(Bells Racing)は出遅れ、1周目9番手からの追い上げを狙いました。レース序盤、横澤と鴨田翔(カワサキ)、浅井亮太(ヤマハ)が三つ巴のトップ争いを展開。先頭を守っていた横澤は5周目からペースが落ち、6周目に2番手、7周目に3番手までポジションダウンしました。

一方、柳瀬は2周目に10番手へ後退するなど、序盤こそ苦戦していましたが、7周目に6番手まで順位を上げると、その後も粘り強く走り12周目に4番手へ浮上。さらに、2秒ほど前を走っていた横澤に近づき、14周目に逆転しました。この段階でトップ2台とのギャップは大きく、柳瀬は20周のレースを3位でゴール。横澤は、池田凌(カワサキ)の先行も許して5位でした。

●IA2 ヒート2

横澤は1周目を8番手でクリア。柳瀬は13番手からのレースとなりました。2周目以降、横澤は順調に追い上げ、4周目には池田もパスして3番手に浮上。次周から、西條悠人(カワサキ)と横澤と中島漱也(ヤマハ)が三つ巴の2番手争いをすると、6周目には西條がこの集団から脱落して、横澤は2番手に順位を上げ、トップの浅井に接近しました。

13周目、横澤は浅井の攻略に成功。その後、浅井を突き放せず1秒ほど後方でマークをされますが、残り3周となった17周目にはリードを約2秒に拡大しました。すると、ここで浅井が転倒。これで独走状態となった横澤が今季2勝目を挙げました。柳瀬は追い上げが振るわず10位。また、1周目18番手から驚異の追い上げをみせた鈴村英喜(TEAM HAMMER)が、ゴール直前で池田を抜いて3位に入賞しました。


HRC公式Instagramで最新情報をチェック!
https://www.instagram.com/hondaracingcorporation/


横澤 拓夢
横澤 拓夢 5
TKM motor sports いわて
ヒート1はせっかくトップを走っていたのに、勝つことを意識しすぎて自分の走りに集中できず、順位を落としました。同時に、マシンのセットアップにも満足できない部分があったので、ヒート2に向けてリアサスペンションを調整。その効果もありましたが、そもそもヒート1と比べてヒート2は“乗れている”感覚がありました。ランキングトップのビクトル・アロンソ選手がヒート1でノーポイントに終わり、ヒート2も12位で4点のみ獲得と、大きくポイントを取りこぼしました。これによりランキングでは17点差まで接近して、逆転チャンピオンへの望みが一気に高まりました。残り3戦はプレッシャーを感じると思いますが、それは相手も同じ。最後までしぶとく戦って、絶対にシリーズタイトルを獲得します!

柳瀬 大河
柳瀬 大河 3
Bells Racing
チームの地元ということもあり、かなり練習してきたコースだったので、土曜日の段階から好調で、予選はトップでした。日曜日は朝の公式練習もいい走りができたので、これは優勝も狙えると思っていたのですが、ヒート1はスタートで出遅れてしまいました。しかもレース序盤は、周囲のペースに惑わされてリズムがつかめずにいました。それでも途中からは走りもよく、3位まで浮上できたので、ヒート2はとにかくスタートを決めることに集中しましたが、うまくいかずにトラブルも影響して再び出遅れ、8番手まで追い上げていた11周目に転倒。両ヒートをまとめることができませんでした。優勝のチャンスも十分にあったと思うので悔しいですが、まだ残り3戦あるので、引き続きがんばります

鈴村 英喜
鈴村 英喜 7
TEAM HAMMER
今季ここまで表彰台に上がったことがなく、不本意なレースが続いていたのですが、チームの地元大会ということもあり、上位でのゴールを狙っていました。土曜日の段階では好調でしたが、ヒート1はスタートが決まらず、周囲のペースにのまれて終わりました。ヒート2も再びスタートで出遅れ、またいつものような結果に終わるのか…と少し悲観したのですが、このレースでは前がどんどん見える感覚があり、とりあえず最後まであきらめずに、自分の力をすべて出しきろうと考えました。サインボードに順位は書いてあったのですが、特に意識せずに走り続け、気づいたら3位だったという感じで、この結果に自分でも驚いています。表彰台に立てたことで、とりあえずひと安心しました



投稿日