●IA2 ヒート1
横澤拓夢(TKM motor sports いわて)が西條悠人(カワサキ)を追う2番手、鈴村英喜(TEAM HAMMER)が3番手でレースをスタート。しかし鈴村はすぐに大きく後退し、横澤が2番手、柳瀬大河(Bells Racing)が5番手で1周目をクリアしました。2~3周目、横澤は西條に少しずつ離されましたが、4~5周目には逆に距離を詰め、両者の間隔は約1.5秒となりました。
一方、5番手の柳瀬は阿久根芳仁(カワサキ)や中島漱也(ヤマハ)を猛追。しかし阿久根を攻略できず、順位をキープしました。レース後半、2番手の横澤はトップの西條を約2秒差でマークするも、勝負に持ち込めるところまでは近づけずにいました。そして横澤は、9周のレースを2位でゴールしました。柳瀬は、8周目にビクトル・アロンソ(ヤマハ)の先行を許して6位でした。
●IA2 ヒート2
Honda勢はスタートで出遅れ、柳瀬は1周目7番手からのレースとなりました。レース序盤、上位勢は数珠つなぎ状態となり、この中で柳瀬は8番手を走行。前を走る福村鎌(スズキ)を僅差で追い続けました。柳瀬は、4周目には浅井亮太(ヤマハ)に抜かれて9番手まで順位を下げるも、6周目にアロンソが転倒リタイアしたことで、8番手に返り咲きました。
6周目の段階で、柳瀬は浅井やその前を走る福村、5番手の鴨田翔(カワサキ)までが目の前に見える状態。さらに、この集団が4番手の西條に近づき、後方から渡辺陵(ヤマハ)も接近したことで、6台がやや縦に長くつながる4番手争いの集団が形成されました。ラスト2周となった8周目、この集団の中にいた福村が転倒で後退。これで順位を上げた柳瀬は7位でした。
●IA2 ヒート3
横澤は、やや出遅れながらも混戦の中で順位を上げ、オープニングラップを5番手でクリア。柳瀬は8番手からのレースとなりました。2周目、横澤と柳瀬はそれぞれ1台をパスして、横澤が4番手で柳瀬が7番手。4周目には、横澤が阿久根をパスして3番手まで浮上しました。しかしこの段階で、2番手を走る浅井亮太(ヤマハ)からは10秒近くも遅れてしまいました。
5周目、7番手を走行していた柳瀬が転倒を喫して、12番手まで後退。次周には一つ順位を回復しましたが、その後は前を走るライダーたちを攻略できずにいました。そしてレースは9周でチェッカーとなり、横澤は約2秒差で迫る鴨田を寄せつけず3位でフィニッシュ。柳瀬は11位でレースを終えました。この結果、3ヒート総合成績でも横澤が3位となりました。