大城魁之輔がヒート1を制し、総合優勝も獲得
小方誠(TEAM HAMMER)が先頭に立ち、大倉由揮(Honda Dream Racing Bells)が2番手、道脇右京(TEAM KOHSAKA with CARVEK)が3番手、大城魁之輔(Honda Dream Racing Bells)が4番手で1周目をクリア。2周目、道脇は5番手に後退し、大城は3番手に浮上しました。3~4周目に大倉と大城が2番手争いを展開し、4周目に大城が先行しました。
●IA1 ヒート1
4周目の段階で、トップの小方は約3秒のリード。しかし次周以降に大城が距離を縮め、7周目に大城が小方を抜きました。一方、大倉は5周目以降に順位を落とし、この段階で5番手まで後退すると、その後も少しずつ順位を下げました。また、2番手に後退した小方は能塚智寛(カワサキ)に迫られ、9周目には3番手にダウンしました。
この段階でも上位4台は縦長のグループで、小方は13周目に富田俊樹(ヤマハ)の先行を許して4番手後退。終盤、トップの大城は2番手を2~3秒離して周回を重ねました。そしてレースは20周でチェッカー。逃げきった大城がIA1での2勝目を挙げました。小方は4位、大塚豪太(T.E.SPORT with GOSHI)は1周目8番手から追い上げて5位でゴール。大倉は8位に終わりました。
●IA1 ヒート2
ホールショットかと思われた小方が最初のコーナーで転倒し、計6台が転倒するマルチクラッシュが発生。小方と能塚のマシンが絡まってなかなか外れず、小方は1周遅れでレースに復帰しました。オープニングラップは渡辺祐介(ヤマハ)が制し、これを大城が猛追。大倉は5番手、道脇は6番手、大塚は7番手からのレースとなりました。
2周目以降、大城はトップの渡辺を2~3秒差でマーク。ところが5周目、追撃を開始しようかというところで大城は転倒を喫し、大塚に次ぐ7番手まで順位を下げました。そしてここから、道脇と大塚と大城が5番手争いを開始。6周目には大塚、7周目には大城が道脇を抜き、大塚は4番手の大倉に迫りました。
9周目、3番手だった内田篤基(カワサキ)が転倒で後退。この周、大塚は大倉をパスして3番手に浮上しました。11周目、今度は大城が大倉に仕掛け、両者が接触。大倉が転倒して7番手に後退しました。終盤、3番手の大塚と4番手の大城は約4秒差で、同じようなラップタイム。大塚が逃げきって今季初表彰台登壇となる3位でゴールし、大城が4位、転倒後に追い上げた大倉が5位でした。